第59話:ぐらぐら問題発生!
〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜
パイプの太さと紙を試行錯誤し、これでいけるんじゃないか!?
という結論に達したかに思えた頃、
思いもよらない問題が発生した。
アナログな製品なので、
1個完全なものができたとしても、
次もそうであるとは限らない。
絶対に数値に「振り幅」があるんだ。
厳密に言うと、同じ太さのパイプは、1本たりとも出来ない。
だから、かっちり何ミリという精度を出すんじゃなくて、
なんとか狭い範囲に追い込んで行く、という作業なんだ。
そのためには、「これ」と思う感触のものができたら、
その幅の紙で巻いた物を何本も作っておく。
その何本か作った物を組み立ててチェックしているとき、
ある法則に気づいた。気づいてしまった。
巻いてから時間がたっているもののほうが、細い!!!
組み立てているとき、ちゃんと止まってくれずにぐらぐらするのだ。
同じ太さのパイプ(のハズ)なのに!
いくらデータに振り幅があるとはいえ、
巻いた直後と時間がたってからのものに、こんなに差があるのはおかしい。
何故だ
何故だ
何故だ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・!
あ。
肝心なことを見落としてた!
それは・・水分!!
紙がノリの水分を吸って、巻いた直後はちょっと太いのだ!
その時にちょうど良くても、
置いておくとノリが乾燥してパイプが細くなり、
ぐらぐらになっちゃうのだ。
うーん
科学の実験をしてるような気がして来た・・
たのしいなあ〜〜(涙)
ということで、まだまだ巻き実験は続くのだった・・
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です
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