第84話:パンチ冶具2
〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜
前回、パンチ穴をあけるのに、「端から何センチ」ではうまくいかなかった。
パンチ穴は以前書いたように隠れて見えなくなってしまうので、
端以外のどこかを目印に、穴を開ける必要がある。
そこで思いついたのが、「他の穴や線を頼りにする」方法。
こんなこともあろうかと(もしかしたら機械で大量につくるかも・・とかね)パイプロイドの切るところや穴は、全て5ミリ間隔で作られているんです。
パンチの差し込み口の床に厚紙を敷き、そこに5ミリ間隔の線を引いて目印にした。
穴を開けてみると、バッチリ良い位置に!
だが、紙が敷いてあるため、パンチの歯が紙をちゃんと噛み切ることが出来ず、少しバリのような物が出来てしまう・・
その上、穴の横方向はバッチリだったものの、縦方向に偏りが。なんと、中のベロがちゃんとした位置に来るよう紙幅を調整したため、その結果パイプが通常のサイズよりも細く出来上がることになってしまっていた。
パンチは直径1センチのパイプを差し込んだ時に丁度ど真ん中に穴が開くようになっている。なのでそれより細いものを差し込むと、標準よりもより奥に入ってしまうことになり、穴の位置が偏ってしまうのだ。
紙幅を変えれば良いと言われるかもしれないが、
現在の紙幅はあらゆる状況に対応できるよう、検証を重ねまくった黄金の紙幅なので、変えられないのだ。
そこで、差し込み口の向こう側の壁に、1ミリのプラ版を接着。これで底上げし、正しい位置に穴があくように対応した。
しかしこの状態のパンチを量産することなんてできるんだろうか・・?
まだまだ検討は続くのでした。
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です
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