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  • こんにちは!紙パイプで作る手作りロボット「パイプロイド」のデザイナー、ツノダです。パイプロイドは大人の工作心をくすぐるカワイイ奴。地球征服の使命を果たすその日まで!開発の日々は続きます。

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  • パイプロイドが、2007年度グッドデザイン賞を受賞しました!ありがとうございます!!

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2007-05-09

第87話:モニター調査

〜 回想・2005年中盤 パイプロイド誕生秘話 〜


前回の生産の話の前に、大事な話があったのを忘れてました。
今日はちょっと戻らせていただいて、モニター試験のお話。
だいたい2005年6月くらいですね。


パッケージも本体もデザインし、
とりあえずの生産体制、つまり
がんばればなんとか『同じ物が何個も複製できる』
状態にまでは整ったパイプロイド。


ここまでいろいろな人にちょこちょこモニターになってもらいながらやって来ましたが、やっと「これでイケてる」「このまま製品にしても大丈夫」な状態にまで整ったところで、
その確認のためのモニター調査をする事に。


社内と、社外のボランティア大学生、小学生をつてで集め、
好きなパイプロイドを作った上で、アンケートに答えてもらった。


□家で工作はしますか
□楽しかったですか


というような普通な項目が並ぶ中、
途中に


□ご希望の方にはもう1体差し上げます。
 欲しい方は種類をお書き下さい。


という項目が。
実はこれが一番重要視していた部分。


パイプロイドがイケてるか、楽しいかの調査なんだけど、
面と向かって、「楽しかった?」と聞けば、
よほど腹を割れる仲でないかぎり
「楽しかった」と答えるに決まっている。


そこから、どうホンネを聞き出すか。


人間は、物事を判断するときに、
まず過去の記憶を引っ張りだし、
それと目の前のものを照合して答えを出す。


楽しかった経験が浮かび上がってくればYESの行動に、
苦い経験が浮かび上がってくればNOの行動になる。


「もう一体欲しい」、つまり「もう一度やりたいか」を聞かれた時、
YESと答えてくれるとするならば、
言葉だけの「楽しかったです」ではなく、
心から「パイプロイドを作った体験は楽しかった」と思ってくれているという事なのだ。


おそるおそるアンケートを開票してみたが、結果は上々!
よかった〜!!
と喜ぶのもつかの間。


うーん?
何人かすごく悪い評価の人がいる。


アンケート項目から察するに、どうやら組み立てることが
難しすぎたらしい。


「こんなに簡単で楽しいなんて!」という意見が飛び交う仲、
何故そんな差が生まれてしまうのか・・


アンケートを見ていくうちに、ある言葉に目が止まった。
「ちょっと差し込みにくかったです」


あ!!


パイプの内側を見ると、巻く時に出来るベロが内側に飛び出ている。
(現在は改良されています。)
どうやらそこに引っかかって中の紙が内側に巻き込まれてしまい、
それ以上組み立てられなくなってしまうのだ。


パイプを巻く仕組みの根本部分が生む問題。
「これはこういうもんだから」とかたずけるのは簡単だが、
良い文化を作るという信念で動いているパイプロイドに
そんな妥協は許されない!


この「内ベロ問題」で、またしばらく走り回ることになったのでした。


 

*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

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