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  • こんにちは!紙パイプで作る手作りロボット「パイプロイド」のデザイナー、ツノダです。パイプロイドは大人の工作心をくすぐるカワイイ奴。地球征服の使命を果たすその日まで!開発の日々は続きます。

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    パイプロイドの制作秘話、最初から読みたい方は コチラ

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お知らせ

  • パイプロイドが、2007年度グッドデザイン賞を受賞しました!ありがとうございます!!

2008-05-07

お知らせ

また前回からかなり間があいてしまった・・
申し訳ございませぬ。

パイプロイド回想録を進めなければ進めなければ・・と思いつつ、今回もお知らせのみ。ごめんなさい!

去年の10月末にDesignTide(デザインタイド)というデザインイベントに出品させていただいたのですが、そこでの縁で、パイプロイドを、ニューヨークMoMAのストアにて期間限定販売させていただくことに!

日本からの選りすぐりのプロダクツを集めた
「Destination:JAPAN」というイベントで、
5/6から6月末まで開催中です!
(といっても場所はニューヨークですが)

また、表参道のMoMA Design Store Japanでも5/15より同イベントが行われ、そちらでも販売させていただきます。

ブログは静かでしたが、いろいろと盛上がってきています最近。またちゃんと続き書いていきますので・・!!

今後ともパイプロイドを宜しくお願いいたします!


2007-10-04

お知らせ

かなり更新できていなくてすみません!
パイプロイドデザイナー、ツノダです。

さてさて、既に各方面でお知らせさせていただいているのですが、
我らがパイプロイドが、2007年度グッドデザイン賞を、
見事受賞いたしました!!!!

おめでとう!ありがとう!

みなさまの声援にささえられ、一つ、形を得る事ができました。
本当にありがとうございます。

回想録のほうはまだ2005年なので、
なかなかおいつきませんが・・
実は今作っている新作の生産が
もうすぐ落ち着きそうなので、
そろそろブログも書いていかないといけませんね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!


2007-01-25

第83話:パンチ冶具

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


内職さん用の冶具。


パイプロイドの製造には2つの道具が必要である。
ローラー(紙をパイプにする)と、パンチ(穴をあける)。


パイプロイドを生んだおもちゃである「ひねもす」は、どんな厚さの紙でも、「ある一定の範囲内」の厚みのパイプだ作れる仕組みになっており、これは非常に凄いことなのだが、紙というアナログなものをアナログな仕組みにより制御しているので、「範囲内」に納めることはできるが、「正確なもの」を作るのが苦手なのだ。


以前にも書いたが、パイプロイドに必要なのはこの「正確さ」。
正確なものを量産するために、ローラーやパンチの改造を余儀なくされた。


ローラーについてはこのときは「まだ」問題は露呈していなかったので、パンチの改造に集中。


僕が「職人芸的感覚で穴をあけている」ものを、誰がやっても開けられるものに落とし込む。


これが・・・大変だった。


問題の焦点は、穴あけの位置。
全てのパイプについて、きちんと正確に、同じ位置に穴を開け無ければならない。


まずは以前からずっとお世話になっているスーパー技術者コイデさんに、パイプの本数分の「型」を作ってもらい、パイプをそれにはめ込んで、穴を開けてはずらし、穴を開けてはずらし、という作業をするものを作っていただいた。


が、「端から何センチ」というのが非常に重要になってくるこの冶具、
実は微妙に端の切れ方が違う「紙」にはあまり向いていない・・
あと、型を作るのが大変で、種類が増えるごとに型を作り直さなければならない・・・


ということで、さらなる研究が求められ、
意外なところで時間を食っていくのでした・・


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-12-27

第82話:感覚の量産はできない

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


「内職さんに生産をお願いしてみよう!」


その方向で進む事になって数日。
既につながりのあった内職さんとの連絡もとれ、
あとは生産するだけ、という体制は整いつつあった。


だが、まだ1つ問題を抱えたままな部分が。


それは「穴開け」部分。


僕が試作をする段階では、実は僕の「職人芸」で穴を開けていたといっても過言ではない。
何故なら、穴開けのためのマークは、
パンチに差し込んだ時点で見えなくなってしまうからだ。


Sany3245

Sany3246


「だいたいこのくらい奥に差し込んだら」
「左右の模様がだいたいこのくらいの時に」
こういうアナログな「感覚」を頼りに穴をあけていたのだ。


感覚を共有するのは、非常に難しいこと。
「いい具合に差し込んで」「だいたいこのくらいで」
というアナログなニュアンスを、がんばって1人2人には伝えることは出来ても、
100人に伝えることは全くもって不可能である。
いや、1人2人にだって、正確に伝えることは不可能だろう。


もしかしたら流動的になるかもしれない内職さんたちに、
毎回ニュアンスを説明するというのは想像するだに恐ろしい。


「こうして、こうして、こうすると出来ます」
手順を伝えれば、目的のものが出来上がってくる、
そういう『冶具』が必要になってくるのだ。


ここで、またその開発に時間をとられることになった。

*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です


2006-12-21

第81話:そういう生産の仕方が!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


さてさて、パイプロイド生産の、最初期の話。


生産、つまり量産。
沢山作るには?というノウハウが、この頃の僕には全くなかった。


封筒を作る事や、印刷することは既存の技術なので問題無い。


問題は、パイプの部分なのだ。


沢山作らないと商売にはならないとはいえ、
どれくらい作ったら良いかなんて、まだ考えも及ばないこの頃。
(未熟だったなあ・・)


とにかく、僕が手巻きして袋詰めしているこの状況から、
何がしか大きな体制にシフトしていく必要がある。
でもそれが何か分からない。


そういう暗黒の壁が立ちはだかっていたんですな。


だいたい、大量生産といえば機械生産、というようなイメージが
僕の中で固まってしまっていて、どうしたらそんな風につくれるのか?
本当に途方にくれていた時期でした。


今思えば本当にバカだったなあ僕は、という感じではあるんですが、
なんといいますか、無知というのは頭脳で生きている人間にとって、
一番の恐怖なのかもしれないですね。


そんな時、ひねもすの発明者、瀧さんが一言
「おう、内職で作ってもろたらええやん」と。


なるほどね。そういう手があるんですな。そういえば。
それも一つの生産の形。(と、腑に落ちたのは大分後ですが)


幸い、ひねもすのイベント用にチラシを巻いてもらったりなど、
内職のつてが無い訳ではなかったので、
早速、人力生産の計画が進行していったのでした。


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-11-29

第80話:どうやって作ろう・・?

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


ながいこと更新をさぼってしまいました・・スミマセヌ。
気を取り直して再スタート!


さてさて、前回まででほとんど全ての材料は揃った。
単に立体物のデザイナーとしてやっていたのならここで終わるんだろうけど、そうはいかない。


ちゃんと売っていかなければならないのだ。
ここからまたもう一歩、僕の知らない世界に飛び込むことになる。


モノができたし、さてじゃあ売ってみようか!!
と、そう簡単にはいかない。


何故ってこの時は試作が出来ただけで、製品は1つもなかったのだ。


こんな風にしたら良いのでは?
こういうほうが喜ばれるのでは??


アイデアを試作という形にはしてきたものの、
それを現実に「生産」していくとなるとまた別の話なんですな。


ここまで作っておいて、まだ会社的に売り出していくかどうか決まっていないというのも、各方面から驚かれるところではあるんですが、やっぱ形にしないとね。


モノ作りの会社は口先だけで進んじゃだめだと思うんですよ。
感動はモノそのものに詰まってるわけですから。


「これ、まだサンプルなんでまだ変わる予定なんですけど・・」
なんていうものを見せられて、どこに感動したら良いのか、と思う。


まあ、生産&販売のノウハウが薄いという事への言い訳でもありますが。笑


とにかく、単なるデザイナーだった僕の前に、
「生産」という壁が立ちはだかったのであります。

*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-10-13

第79話:ザクセンとの出会い

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


第51話でもお伝えした、紙のコスト問題。


実はこの2005年初頭、パッケージデザインを詰めるまで、未解決だったんです。


・切りやすくて折りやすいが、ちゃんと固い
・穴を開けても、しっかりしている(穴が広がりにくい)


こんな矛盾した条件を満たせる紙は、やはりそうそう見つからない。
しかも、コストの問題も解決しなければならない。


その上まだ隠れた問題があって、それは「印刷がはげてしまう」ということ。
工作なので、手に持つ時間が長い。ちょっとテスト的に作ってもらった人でも、何人か印刷がぼろぼろになってしまう人がいた。紙が汗を吸って、表面が弱くなってしまっていたんですね。


どうしたものか・・
と、諦めかけていたある日、紙屋の「宗次」さんから電話が。


「ええ紙見つかりましてん!ちょっと見てくれはりまへんか?」


見せてもらったのは、「ザクセン」という紙。
カラーレーザー用紙よりは少々落ちついた風合い(マットなカンジ)だが、コシは十分あり、期待出来そうだ。


さっそく短冊状にカットし、巻いてみる・・
お・・・!素直に巻ける。


パイプになった時の質感も良い。
つやつやのレーザー用紙では、パイプにして曲面になるとつやが目立ってちょっとヤラしい感じだったのだが、マット調なおかげで、しっくり良い感じだ。なんていうか、なんだろう「セクシー感」?なんせすごく良い感じだ。


つぶし、曲げ、共に良好。


パスタの腰がちゃんとあると、なんか噛んでて楽しい!ってこと無いですか?僕だけ?なんせそれに近い感じで、なんとも気持ちのいい加工感!


穴を開けて組み合わせてみても、かなりしっかりしている。


つまり、全ての面で今までの候補だったカラーレーザー用紙を上回る結果に!
さすが紙屋さん!!宗次さんありがとうございます!


さらに、この紙には驚くべき特性が。
なんと、水に強い!
濡れても印刷がはげにくいのだ。
つまり、作っている手汗にさらされても、ぼろぼろになりにくいということ!


なんと、隠れた問題までも解決してしまった!!


・・恐るべき紙と出会ったものです。


ここにくるまでも、紙売り場を見つけては買って試し・・ということを繰り返してきたんですが、やっと!運命の紙に出会えた瞬間でした。


そんなこんなで行き着いた紙で、
皆様のお手元にあるパイプロイドはできています。
なんか、感慨深いな〜


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-10-09

告知:関西ウォーカー

今回は告知です。


明日10日発売の「関西ウォーカー」で、
パイプロイドが紹介されます!
チェックしてみてください。


2006-09-25

第78話:メモホルダー

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


パイプロイドは、メモホルダーにもなる。
侵略の機会をうかがうため、メモホルダーとして
人間社会に侵入しているという設定だ。


何なんのことはない設定に思えるし、
まあ実際なんのことはないのだが、
これがあるのと無いのとでは、だいぶ違っていただろうなと思う。


今回は、パッケージの話からちょっと戻って、
そのメモホルダーに至るまでの話。


「パイプロイドは、大人向け工作」として社内でもなんとなく定着しつつあったんです。
ひねもすのイベントで、「大人も工作がしたい!と思っている」という事は他のみんなも感じていたし、またひねもすそのものの分かりにくい部分を、スマートに伝えられるアイテムが待ち望まれている状態でもあったので。


でも、僕らは大人向けの商品を正直売った事が無い。
どこで売れば良いのか?それすらも分からない状態だったんです。


いろんな不安が折り混ざって、社内から出てきた意見が
「何か足らない」だったんですね。


「売ってみなきゃ分からへんやん!!」とは言うものの、
売るためには作らなければいけない。
作るためには会社からお金が出なければいけない。
そのためには、会社を説得しなければならない。
つまり、結局のところこの噴出した不安を解決しなければ前に進めない状況だったんです。


確かに自分としても、フィギュア的にするには物語などの背景が弱い。
造形だけでいくにも、「作る」というハードルを越えてもらえるか分からない。
確かに不安はあった。


でも、何かを付け足していくというのは、絶対に良くない。
ものすごく安易な解決策なんですよそれって。


造形でもそうなんだけど、考えて考えてそぎ落として物の本質を捉えるのって大変で、だったら勢いでもっとがんがん粘土付け足していこう!みたいなことって結構あるんですよね。
インテリぶって考えるよりも、考えずに体でぶつかっていくほうがかっこいい、みたいな。


そんな世界はあっても良いんだけど、パイプロイドに勢いで一体何を足していったら良いというのか。


羽根がさらにつくとか?
もっと本数を増やして、関節をふやすとか?


いやいや。
パイプロイドのコンセプト、
「単純なパイプからロボットが出来上がるサプライズ」
これから外れては行けない。
ギリギリのところでロボットに見せる。それがカッコイイんですよ。僕の中でだけかもしれないけど。


そんなわけで、これ以上造形をいじるつもりは毛頭なかった。


もっともっと掘り下げて、パイプロイド自身の中に何か光る物を探せないか・・!?


もちろん余分なアイデアもいっぱい出たし、試しましたよ。
パイプロイドのパーツに数字が書いてあって、ゲームにできるとか、
紙に良いにおいをしみ込ませて香水代わりにするアイデアなんか、実際いろんな芳香剤を買ってきて試してみたり。「お!キャラクターごとに香りが違うなんてどう!?」なんていいながら(笑)


そんななかで、あるキーワードに到達したんです。
それは、「パイプロイドが机にいてもいい理由を探す」ということ。


見せたい人にだけ見せるとか、飾りたい人だけ飾るのではなくて、
机に「必要」である理由。


答えはやはりパイプロイド自身に眠っていたんです。
それが、口をメモホルダーにするということ。
パイプロイドの出発点である「口」。それがこんなところで役に立つとは!


机にいてもいい理由、そして机を密かに侵略するというストーリー側からのパイプロイドの思惑。それがメモホルダーというアイデアを軸に「カキーン!」と音を立てて合致した瞬間を目の当りにして、鳥肌がたちましたこの時は!

*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-09-15

告知:侵略拠点拡大!

メモホルダーの話に移る前に、
今日は告知。


大阪、「ロボカフェ」にて、
ついにパイプロイドの本格販売を開始しました〜!
http://www.robocafe.net/


ロボカフェさんは、リアルからおもちゃまで、様々な種類のロボットを扱う『ロボットコミュニケーションスペース』。
 最近ではあの「セグウェイ」なんかも取り扱ってはるようです。


ロボ系おもちゃの作者としては憧れのお店なんですよー!マジで。
さあ、パイプロイドがどんな活躍をしてくれるか?たのしみです!

2006-09-14

第77話:パッケージの制作・スゴロク

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


パイプロイドの裏面には、「地球大侵略スゴロク」が入ってる。
よく「何ですごろくなん?」「すぐ終わるやん?」なんて聞かれるんですが
いやいやそうじゃないんだってば。


パッケージは、商品がお客さんに触れる最前線。
中身に触れる事ができないから、手に取った紙一枚を通して、それこそ僕の念を!伝えるくらいの気合いが必要だと思うんですよ。


もちろん勢いだけではなんともならんので、
いろいろ計算(というか予想)するわけなんですが・・


例えばパッケージ紙にしたのは、手に取った時に紙の質感に直に触れる事で「紙っていい感じ」というのを伝える、というのは前にもお話したとおり。こんなのも予想だったりする。


今回はそこに書かれた物を見た時に、これが何なのか?楽しむ物か?楽しそうか?どういう楽しさか?
内容、つまり判断材料を分かりやすく伝える必要がある。


その時間は一瞬。
手に取って、棚に戻すかレジに行くまでの一瞬が勝負なんです。


とはいえ、僕も今までゲームのデザインばっかりしてきたから、
そういうことに長けているわけではない。


だが伝えることは沢山ある。
・楽しいものである雰囲気を出したい
・手作りするものである
・メモホルダーとして使える
・他の仲間と組み替えができる
・ウェブで広まって欲しいので、その紹介がしたい
・各キャラクターの性格が伝えたい


こんなに多い要素をどうまとめていったら良いものか・・


いろいろ考えた末、一番大事なポイントに絞ってみることにした。
「楽しさを伝える」ためにはどうしたら良いか?ということ。


どうするかというと、パッケージを紙袋にしたのと同じく、懐かしい気持ち、楽しかった気持ちを思い起こしてもらうということ。楽しさを1から説明するのではなく、お客さんの心にもちょっと手伝っていただく。
そんなわけで、誰もが「楽しかったな〜」と思い起こせる『スゴロク』を裏面に使う事を思いついた。


スゴロクなら、各コマに絵が入っているし、説明も入っているものだ。そして時系列に沿ってコマが進んでいくので、「地球侵略物語」風に仕立てることも可能。つまりキャラクターの物語が盛り込める。


実際にプレイ出来なくてもいい。でも出来ないからって、「スゴロク『風』地球大侵略」なんて言い訳を入れるのもかっこわるい。
だから最低限、サイコロ1個ふっただけでは終わらないように、ゴールまで7コマにしました。
なんだったらホンマにやってもらっても良いぞと。ホンマのスゴロクやで!と。
ぎりぎりだけど本物なんです。
そうじゃないと「あ、スゴロクか〜楽しそう」という気持ちを喚起できない。


おかげさまでこれも好評をいただいています。
「コマ小せえ〜!」「サイコロはついてないのかよ」なんてツッコミも入りつつですが、話題になったらそれはそれで価値があるので。


#久しぶりに昨日からブログを再開してみて、ちょっと口調が無理にフランクな感じにしてたなー僕、と気づいたんで、ちょっと今回は自分がいつも書くような言葉で書いてみました。


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-09-13

第76話:パッケージの制作・ビジュアル

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


かなり久しぶりの更新になってしまいました。
忙しさにかまけていてスミマセン・・!


さあ!気を取り直して、パッケージの話。
まだ詰めの話ができてなかったんだよね〜。申し訳ない。


20060913001


さあ、
そんなわけで、パッケージが出来上がった。
久しぶりの更新すぎるのでおさらいさせていただくと、ポイントは


・パッケージを見て、触って、わくわくして欲しいこと
・20〜30代の若い大人に反応してもらうこと


そんなわけで、紙の封筒をカスタムで作り、
写真のようなパッケージが出来上がった。
(実際にはこの時まだ「メモホルダー」構想はできてなかったんで、ちょっと写真は新しいけど。)


パッケージ作成時のさらに新しいアイデアとして、
それぞれにキャラクターに見合った「テーマ」を入れた。


キャラクターの設定は深く掘り下げていて、
それと「気があう」人はより気があうようになってるんだけど、
その設定を理解するためには裏面の長い説明を読まなければならない。


キャラクターが立っていればいるほど、
短い言葉でもキャラをにじみださせることができるはずだ。


ということで、
パッケージ表面に一言だけ、「パイプロイドに地球侵略について一言で表現してもらう」というかたちで言葉を載せることにした。
「男気」「忍耐」「俺」「恋」「自由」
ていうアレだ。


言葉は短いほど想像力が膨らむと思うんだ。
見たことの無いパッケージに、見たこと無いロボット、そして意味不明の言葉。これは想像力をかき立てずにはいられないはず。
で、思わず手に取ってよくよく裏を見てみるとそれぞれのキャラクター設定が!なるほど!という寸法。


俳句とかもそうだけど、短い言葉で読み手の想像力をかき立てる。
でも、何を思ってもいいということではなく、やはり緻密に計算されたうえで、読み手が「着地点」に到達出来るようになっている。これって正にデザインするってことなんだよね。


後になって分かるのだが、これが結構功を奏していて、このテーマを足がかりにパイプロイドを選んでくれる人が結構いるんだよね。嬉しい!


次回は裏面(スゴロク)のハナシ。
パッケージを作っている間にもさっき話にでた「メモホルダー構想」とかいろいろあったんだけど、それはまたまとめてお話します。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-09-05

告知:読売ウィークリー!

本日5日火曜日発売の雑誌、読売ウィークリー、
『作ってます!』のコーナーで、パイプロイドと、私ツノダタカシが紹介されます!


いやー初めての個人取材、ということで緊張しました。
まだ僕も見てないんですが、変な顔で写真映ってたらゴメンナサイ。


本屋さんではビジネス系の雑誌コーナーに置いてある感じです。
書店に行ったら是非チェックしてみてくださいね〜!


読売ウィークリー → http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/

2006-08-23

ありがとうございました!!

8/1〜20まで開催させていただきました
「パイプロイドのひみつ展」、無事終了することができました。
皆様ありがとうございました!


「感動した!」
「展覧会に行ってからもっと好きになりました」
「新たな希望ができた」
「テンション上がります!」
「マジ衝撃」
「魅せられた・・」
等々、嬉しいコメントを多数いただき、僕も次なる創作への意欲が
音を立てて燃えております!!


今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!


ちなみに、12日のイベントに来ていただいた方はお分かりと思いますが、
今回イベント中にいくつか新作が生まれました。
こちらの完成もお楽しみに!!

2006-08-10

告知:侵略拠点拡大!

またまた告知!

いよいよ明日11日、パイプロイドの本格店舗販売を開始!


今まで侵略拠点はは京都の「human+art太陽事務」だけでしたが、じわっと全国に広げていきます!


まずはキディランド梅田(大阪)、東急ハンズ三宮(神戸)、広島(広島)にて侵略開始!


青と赤紫のポップが目印です。


今まで買えなかった方、近くでの販売を心待ちにして下さっていた方、この機会にぜひ!!

2006-08-09

告知:パイプロイドのひみつ展

かなりお久しぶりの更新です!

最近パイプロイドの生産機械の件で走り回っておりまして・・
実は告知し忘れているモノが一つ。

オフィシャルサイトには載ってるんですが、
現在、京都三条高倉「human+art太陽事務」にて、
「パイプロイドのひみつ展」を開催中です。

パイプロイドの生みの親、ひねもすキットのさらに試作品や、
パイプロイドの1号機、印刷原紙や、
生産機械のムービーなどなど、
まるで工場見学に来たかのような展覧会になっていますので、
京都に来られた際には是非是非おたちよりください。

8月12日には私ツノダも登場しまして、
「つくろう!パイプロイド」なるイベントを開催しますので
宜しくお願いします。

太陽事務限定モデル「シザー・ジム」も販売中!

詳しくはオフィシャルサイトにて
http://piperoid.jp/

2006-07-03

第75話:パッケージ制作・方向性のハナシ

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


パッケージの形態のコンセプトは決まった。
次は、どんな雰囲気のビジュアルにするか。


だいたいのターゲットはこの時点で定まっていて、
それは、20〜30代の若い世代。


この辺はコト内でも様々な反対意見が飛び交ったんだが、
僕は聞きませんよハイ。笑


反対意見ってのはつまり、
この紙パイプ遊びってのは子供向けなんじゃないのか?
子供をターゲットに絞るべきではないのか?というもの。


そりゃあ、ごもっとも。


会社でものを作ってると、上の方からいろいろ意見が降ってくるよね。
でもね、そこでハイハイってその通りにしちゃダメ。


今意見をくれているその人はどういう人か?
上司であれ一般の人であれ、まずそれを見極めることが最重要。


だって、その人は、自分が作ってる商品のターゲットから大きく外れた人かもしれないでしょ?


自分が作っている商品のことを一番知っているのは自分自身なのだ。
それを大事にしなければならない。
意見を「聞き入れる」のではなく、いかに「参考」にするか。それが重要なんだよね。


さて、
パイプロイドのデザインは子供にもウケるかもしれないが、
大人がすごく反応してくれるようなものに仕上げたんだ。


何故か。


まず、僕の想いとして、「自分が関わるなにがしかのことで、美しい未来を造る」
というのがあるんだ。
そのためには、「未来」である「子供」を育てること。
それは、良いおもちゃを提供するということ。


でも、ネフを代表するように、
良いおもちゃというのは結構世の中にある。
それよりも、世の中に「良いおもちゃを買おう」という文化が足らないんではないか?
つまり
「子供に良いおもちゃを買ってあげる大人がまだ少ない」
のではないか?
と感じてたんだ。


最近の風潮として、おもちゃは子供のもの。
大人になると、それはやらないもの。というのが
もう決まり事になっている。


でも、ひねもすキットのイベントなどをみていると、
子供にかこつけて、結構楽しんじゃってるお父さんなんかもいるんだよね。


これじゃあもったいない。


そもそも人間てのはモノ作りで発展して来たんだから、
それを止める事自体、ストレスになっちゃうとおもうんだよね。


そんな事から、まずは大人に訴える、
大人が、自分で楽しむことによって、もの作りの大切さ、楽しさを再確認する。
そんなおもちゃにしたかったんだ。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-06-21

第73話:リアルなストーリー付け

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


さてさて、ざっくりと性格診断したパイプロイド。
それらの性格に近い本物の人間の性格をピックアップ。
同僚、学校の友達、小学校の先生、外注のデザイナーさん、などなど。
それらを徹底的に分析&再構成して、それぞれの性格が出来上がった。


【マッスル・ジョー】
熱血系怪力ロボ。市街地用。
物事を押し付けるような性格ではないが、 オーバーアクションなのと、一生懸命すぎて周りが見えなくなる性格が相まって、たまに「ジャマ」なときがある。
何事にも一生懸命。無駄なことにも一生懸命。
考える前に行動してしまうので、どうしても無駄が多く、的が外れていることも多いのが問題である。


【キャノン・ブル】
食いしん坊のオタクロボ 。砂漠地用だが、実際行ったことはない。
なにしろ面倒くさがりで、ほとんど家から出ない。
食事の必要のないパイプロイドにもかかわらず、ピザが大好き。
家でごろごろしながらテレビに向い、ピザを片手にブツブツ文句を言うのが趣味。
両手のキャノン砲はモデルガンである。


【マンティス・ハリー】
インテリ系ロボ。ジャングル用。
いつも忙しくしているのが趣味で、計算とスケジュール管理をしていないと落ち着かないらしい。
実はちょっと周りのパイプロイドを見下しているところがある。
「デキる自分」がとにかく大好きで、ジャングルよりも街なかが好き。なぜならガラスに映ったかっこいい自分を確認できるから。


【ハンマー・ローズ】
恋に恋する乙女ロボ。岩場用。趣味は占い。
イケメンメカやロボに目がなく、すぐに恋してしまい、猛烈にアタックしたあげく、唐突に飽きてしまう。そのくせ口癖は「恋したい」だからややこしい。
機能や性格よりもまずは姿形。理想は高く、仲間の男どもは全く眼中にない。
肩幅が広いことを気にしている。


【ジェット・ジョナサン】
噂好きの自由人 。上空用。
おしゃべり好きの噂好き。
空を飛び回り噂話を仕入れては、突然空からやってきて自分の話だけして帰っていく。 ある意味ちゃんと「偵察」をしているといえなくもないが、 活用の方向が100%自分のためなのでなんともいえない。


うんうん。
いるいるこういう人!!っていうか実際いるんだけどね。
かなりブーストした部分はあるけど、
かなり深いキャラに仕上がったのではないだろうか。


よし。この性格を盛り込んで、
次はパッケージ制作だ!

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-06-16

第72話:見た目から判断

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


人は見た目が9割、というわけで、
パイプロイドからにじみ出たそれぞれの性格を
まずは出してみた。


ジョーは前の記事のとおり。


ブル。
足がキャタピラだし、小回りが利かない、おっとりとした動きだろう。
人間でいうと、ちょっと小太りといったところだろうか。
ちょっとオタクっぽい感じかな?
んーでも手がキャノンなんだよな・・
あ。武器オタクで、実は両手はモデルガンってのはどうだ!?


ハリー。
性格は悪い、というか我が道を行く感じ。
自分が信じた道を行くので、周りを気にしない。
こいつのことを好きな奴もいるし、めっちゃ嫌いな奴もいる、というカンジかな。
ナルシスト、だなきっと。


ローズ。
女の子にしては肩幅が広い。
これはきっとコンプレックスなハズ。
人間で言うと昔水泳をやっていたような子。
ゴツイのを気にはしているが、でも中身はめっちゃ乙女チック。
恋に恋する。それは乙女の特権♥


ジョナサン。
飛ぶからね。自由、な感じだよなー。
モデルは鳥なんで、ぴーちくぱーちく、おしゃべり好き、かな。
空を飛び回って情報収集、つまりおしゃべりのためのウワサを仕入れてる。


なんだか性格占いをやってるような気分になってきた。(笑)


これだけ性格がばらけてれば、
似たり寄ったりにはならないハズ。
よし、あとはリアルな肉付けだ〜!

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-25

第70話:人間臭い設定

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


うーん書く機会がとれない・・
しばらくこんな状態が続きますが、変わらずご愛顧ください。


さてさて、
人間臭い設定、という方向性。
ジョーも含め、他のキャラにもこれをかぶせていこう。


それぞれの顔を見たらだいたいの性格は分かるんだけど、僕が欲しいのはもっと深い設定なんだ。
実は・・みたいな部分。


例えば「あの人はいいひとだよ」だけだと、ふーんって感じでしょ?
でも、
「あの人はいいひとだよ。
しかも朝めっちゃ早起きで、
お風呂は1時間も入るらしい。
あ、でもたまにめっちゃキレることもあるよ」


という設定があると、こういう人を好きな人も嫌いな人も、
何らかの反応が生まれてくるとおもうんだよね。
勝手にその人のストーリーを想像したりとか。


例えば上の設定からは、
「お風呂が長いってことは半身浴派かな?朝も早いようだし結構健康オタクなのかも。たまにキレるのは、もしかしたら凄い正義の人だったりするのかな?それともいい人はただの仮面で、自分の健康第一のわがままな人だったりして・・」


なんてストーリーが勝手に出て来ちゃう。


言葉になるかどうかはともかく、無意識ではなにか感じるハズなんだ。
何故なら人間って、そういう生き物だと思うから。
「想像力」を使って危険を察知し、生き延びる工夫を凝らす。コウモリの超音波やイヌの嗅覚みたいに、これが人間の武器なんだよね。


で、人間臭い設定にしたかったのは、
そうやってその人のことを想像することによって、より近くなれるからなんだ。


でも、闇雲に設定しても、リアルにならなければ駄目なんだ。ぶっとんだ設定にすると、人間的な親近感じゃなくて夢のハナシになっちゃう。アニメとかの世界にね。


僕はもともとゲーム畑の人間で、キャラクターやゲームシステムでおおよその設定は作ってたけど、シナリオライターなんてのはやったことがない。
そんな僕がそういうリアルな設定をするためには、どうしたら良いか・・?


実は、
実在の人物をモデルにしたんだ。


1つの人物にかぎらず混ぜたりはしてるけど、基本的に中身までよーく知ってる、僕の周りの人物をモデルにさせてもらった。これなら絶対にリアルなわけだしね。


人間てのは誰であれ、その人となりには世間の共感を呼ぶことができると思うんだ。波瀾万丈な人生には波瀾万丈な人生の、つまらない人生にはつまらない人生の、それぞれの反応があり、それぞれの感動を呼ぶことができるハズ。


だから、この方法でいけるという確信はあったんだよね。
あとは、偏らないように気をつけないといけないんだよな〜

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-18

第69話:全体的な方向性

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


最近毎日書くのが難しくなってきた・・うーん
とりあえずなんとか前進前進。


さてさて。
ジョーにはパイプロイドのキャラクター性を一身に背負ってもらうとして、
全体としてどういう方向にするかも考えないと。


だいたいみんな顔とか形とかで性格は分かる(笑)んだけど、
かといってもしかするとある方向に偏ってたりするかもしれないからね。


つっぱしり系リーダーのジョーは置いといて、
他はどんなキャラ達が良いか。
もちろんくせ者ぞろいにはしたかったんだけど、
それだけじゃないんだよね。


この時点ではまだちゃんとはまとまってなかったんだけど、
工作を通して、人と人とのつながりができたらステキだなー
なんて、ぼんやり思ってたんだ。


ただ作って飾っておくだけでなくて、
それを見た人も「何それ!?」て思わず話しかけちゃう。そんなコミュニケーションのきっかけにパイプロイドがなれたらステキでしょ!?


で、そのコミニュケーションがもっと進むには
「これ何?」にちゃんと説明できなければダメだよね。


もちろん
「ん、これ?これ、ああ、紙パイプ工作」
でも説明ではあるんだけど、それじゃあ会話は広がらない。


もっとキャラクターがどうとか、こんな特徴がとか、
そういうことを、「熱く」 語れたほうが良い。


そのためには、キャラクターに対してその人が
親近感を抱いていることが非常〜!に重要なんだよね。


赤の他人を人に紹介するより、
友達を人に紹介するほうがよほど熱がこもるでしょ。


で、そこの距離を近づけるためにはどうするか・・!


そこで考えたのが、
「人間くさい設定にする」ということ。
アニメのキャラみたいに背伸びした、現実にはいなさそうな設定も良いけど、人に紹介することを考えると、より身近なほうが良いハズ。
身近な設定にすると、「こういうやついるいる!」「これ俺の友達にそっくり!」とかから、うまくいけば「これ俺じゃん!」なんてことになる可能性もある。そうすると、人に語るときにがぜん熱くなれると思うんだよね〜!
もちろん「これオマエにそっくりだからオマエにやるわ」なんて展開も面白い。


さてさて、
どんなキャラ達になるかなあ〜?

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-16

第68話:ジョーのストーリー

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


うーん。昨日はブログ書けなかった・・


さて、気を取り直して、ストーリーの話。
まずはジョー。


こいつとは付き合いが長いので、
結構性格は決まって来ていたんだよね。


パイプロイド全体のテーマとしては、
「オバカでオマヌケなかわいさ」なので、
1号機として、イメージをおそらく全部背負うことになるであろうジョーに、まずは全てを負ってもらわねばならない。笑


リーダー的なやつってのは、
どんな戦隊モノにもつきもの。
ほっといたらジョーもきっとそんなふうに思われるんだけど、
パイプロイドの場合そこは一筋縄ではいっては面白くない。


おバカでおマヌケという尺度に照らすと・・
「自分はリーダーだと思い込んでる奴」だ! 笑


それが決まってからはぽんぽんといろいろなストーリーが生まれて来た。
一番触れてるヤツなので、キッカケさえあればいろいろ引き出すことができたんだ。なんていうか、よくマンガで、「キャラが一人歩きする」ってヤツ。まさにそんなカンジだったんだよね。


まず、良い奴なのは間違いない。性格は顔に出るからね。笑
でも、「リーダーだと思い込んでいる」つまり、自分が良いと思っている方向が、想いが強すぎたりして空回りしちゃう。でも、悪いことをしてるわけじゃない。
そうそう、周りに「悪いヤツじゃないんだけどね・・」なんて言われるタイプ!
元気に「みんなついてこいよ!」なんていって走っていって、一人で活躍して、なんなら敵も一人でやっつけて、振り返ってみたら誰もいない、みたいな。熱すぎて周りがひいちゃう感じ。


でも、一人で活躍しちゃっても天狗になったりはしない。それよりも「どうしたんだろう?みんな調子悪いのかな?大丈夫か?」なんて思ったりして、そこはやはりリーダーとして(みんなはそうは思ってないけど)の気遣いを見せたりするんだな。


物事にまっすぐなヤツは、恋も一途。おおコイツはきっと、ローズのことが好きなのに違いない。


うひゃー出る出る!ストーリー!
これ、凄く楽しい!
そして周りから見られてる僕は凄くアヤシイ奴にちがいない。笑

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-12

第67話:つながるためには

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


とんがっている、ということは非常に大事だ。


でも、とんがった商品をつくればそれだけで売れるのか!?
といったらそんな事は無い。


何より、僕が開発している物は「商品」であって、アートではない。
お金と引き換えに買ってもらうものだ。
そして、お金をいただいた瞬間、僕のものではなくお客様のものになるのだ!


そのことを忘れ、「俺様作品」として暴走してはいけないと思うんだよね。


デザインには目的があるものなんだけど、パイプロイドに関しては、「俺様ツノダタカシをアピールする」のが目的ではない。ひねもすの、パイプ工作の「楽しい」を広める、「楽しい」を共有するのが目的なんだ。


そして、その「楽しい」は、 工作部分だけでできている訳ではない。
買う前のワクワク感、作っている過程の楽しさ、作って飾る満足感。そういうのをすべてひっくるめて「楽しさ」なんだ。
つまり、世界観を共有したいんだよね。
自分の好きを100%出した上で、でもそれをアピールアピールすることなく。
これまた難しい命題のように思えるんだけど、
どこを入り口にするかは、答えは既に出てたんだ。


それは、キャラクターの性格付けを深めること。
キャラクターに対する共感でも反感でも、そこから生まれる心の動き。そこが入り口になるんじゃないかと思うんだ。


何でもないキャラについて、僕とお客様が同じことを思うのは難しいけど、キャラクターにきちんと独立して性格があれば、それについて共有出来ることがたくさん生まれる、と思うんだよね。


例えばクラスのしゃべったことのないヤツより、しゃべったことのあるヤツ(性格を知っているヤツ)のウワサをするほうが、あたりまえだけど話題は深くなる。


問題は、それを考えるのもやっぱり僕だというトコロ。笑
また、楽しくて苦しい時間がはじまるなあ〜〜

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-11

第66話:つながるということ。

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
マーケティングについて、いろんな本を読んだ。
でも、いまいちしっくりこない。


なんていうか、話が大きすぎるんだよね・・
全部に当てはまるように説明すると、
結局どれにも当てはまらなくなってしまうように、


パイプロイドにはパイプロイドのマーケティングがあって、
それは自分で見つけていかなければいけないんだな〜と
本を読んで、あらためて実感した。

 
そう考えると、今までやってきた方向性も、あながち悪いわけではない。


何故に現在のデザインになっているかというと、ちゃんと理由があるんだ。
それは、「僕が好きだから」


僕という一人の人間がめっちゃ好きなものならば、共感してくれる人は世界のどこかにはかならずいるハズ!


エモスの段階では、正直自分の好きを100%発揮できていなかった。
じゃあだれがこういうデザインのものを好きになってくれるの?と言われたら、答えられないんだよね。


おそらくそういう「自分から離れたもの」を作ろうと思ったら、いろんな調査やアンケートやデータ収集なんかをして、「こんなんええんちゃう?」というところに絞り込みをかけていくことが必要になる。
本で読んだマーケティングも、そういうのが多かった。


でもそういうのって、いわゆる大企業の話なんだよね。


僕らは正直小さな会社だ。だからきっとそういうやりかたは向いていないし、なにより小さな会社だからこそできること、というのはたくさんあるハズなんだ。


せっかく手作りがテーマで、手で作っているんだから、
もっと手の届くところで、濃いデザインをしたって良いんじゃないか!?


僕は趣味とか習い事とか飾り物とか、自分の身の周りをかざるアイテムってのは、人とのつながりのためにある、って思うんだよね。
「つながるアイテム」。


「自分はこういう人です」というのを、言葉というものに頼る事無く表現することができる。
走り屋の車には走り屋が、
ブランドもの好きにはブランドモノ好きが反応する。
アイドル好きはアイドルの話題で盛り上がる。


アイテムを通して自己表現をし、それによって同じ心意気をもった人を引き寄せる効果もある。


そして、マニアックな趣味の人ほど、
その人同士の結びつきは強い!


つまり、マニアックな、とんがったデザインをすればその分、僕とはもちろん、買ってくれた人同士のつながりも
強くなるんじゃないだろうか!!


うん。たぶん僕らが持っている強みは
ここにあるんだろうな。


と、
自信を深めたのでした。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-10

第65話:マーケティングの世界へようこそ

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
やっと「製品」としての仕様がかたまってきた。
デザインの仕様、素材の仕様、パッケージの仕様。


ここまでで、やっとゼロ地点。
「商品」としてのスタートは、まだまだこれからなんだよね。


マーケティング。


なんだか違う国の出来事のように感じていたことに、
自分が既に足を突っ込んでいたことに気づいたんだ。


ここまで来るまでにもいろいろな本を読だり人に会ったり、
ちょっとずつ切りが晴れて来てるのはいいんだけど、
どうもやはり遠くは見えない。


それはやっぱ経験によるところが大きいのかなあ?
ゲームを作っていたころは、クライアントと相談して、企画して、デザインして、
という、クライアントとの間の小さな輪の中でしか動いてなかった。


何百万というお客さんを相手にした事を考えるって、
そういうのとは全然違うことなんだよねえ。
と、たじろぎつつ、


でも先ほども言った通り、経験の無さがネックなら、
経験して行けば良い訳だ。なんて楽観視してみたり。笑


1メートル先しか見えない霧の中で、
もう1メートル先まで見ようとしたらどうしたら良いか?


1メートル先まで進んでみれば良いのだ!
(ヒジョーに素人的で危険な考え方だなー。うははは)


ということで、
僕で出来るところまで突き進んでやろうじゃないの!


と、慣れない足取りで
「ターゲット」やら
「セグメント」やら
「AIDMAの法則」やらやら、
マーケティングの呪文を
ほじくりかえし始めた。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-09

第64話: ローズの肩・解決編

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
「視点を変えてみろ」


ビジネスの世界で良く聞くこの言葉。
ローズの肩のストッパー問題で悩む中、
この言葉にぴったりのことをひらめいた。


肩パーツを押さえるストッパーを、外から押さえるのが無理なら、
中から押さえれば良いんだ!!


つまり
Dvc00059_1
こういうこと!


腰をジョイントしているパーツを長くすれば、
肩と腰のストッパーになる上に、ジョイントがパイプの中に入り込んでしまう問題も解決できて一石二鳥!
Dvc00058_2
そして現在も採用されているこの長いジョイントが
生まれたんだよね。


でも・・!


ようやく解決したかのように見えたこの問題。
実は・・肝心のローズがまだ解決できていなかったんだ。


なぜなら、
この方式でいくと、ローズはジョイントが肩に到達する前に、
アゴにひっかかってしまうのだ。
Dvc00060_2


折角解決出来そうなのに・・!
うーん・・・


あ。


・・そうか!!ローズは女の子!!
だから、上から方式のストッパーをここだけ採用して、
髪飾りにしよう!!!!
Dvc00061


かくして、ローズの髪飾りは生まれたのでした!

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-08

第63話:ローズの肩・続編

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
久々です!


今年のゴールデンウィークは京都はおおむね晴れで良かった♪
あったかくて、風が涼しい。このバランスが「春」なんだけど、
実はそういう日ってあんまりなくて、
結局季節って実は夏と冬しかじゃないんじゃないだろうかと思ったりするんだよね。


さてさてさて。
ローズの肩の問題。


ローズだけで起こっている現象とはいえ、
他の奴にも、これから新しくリリースされるやつにも
起こってくる可能性はある。


だから全体を通して何か解決策を見つけなければならない。


前にも言ったように、
パイプ自体を太くするのはもう限界だったんだ。
だから何か他の解決方法を探す必要があった。


そして思いついたのが、
外側からストッパーを挿入する方法。
Dvc00056_1


思いつきで試してみたんだけど、
これが絶大な効果を発揮!


ローズの肩が、全然落ちなくなった。不思議〜〜!
摩擦をかける部分をもう一つ増やしてやる、ってことね。
勉強になるなあ〜〜


などと言いつつ、
でも問題が・・


どうにもこのストッパーを差した部分が、不格好なのだ。
特に股ぐら・・
Dvc00057_1


うーん。


しかもジョータイプの場合、
上から差し込んでも肩に届かない。


うーんうーん。


・・・つづく

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-02

第62話:ローズの肩

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
究極の紙幅が割り出されてから数日。
それが本当に全てにおいて気持ち良いかどうか、
実際に何体も作って検証する作業を続けていた。


「うーん差し込みやすい!」
「この切り心地、いいねえ〜〜!!」


感嘆の声が響く中、
一つ不安な要素が持ち上がったんだ。


それは、ローズの肩。


ローズは手の先に「ハンマー」がついていて、
これが他のと比べ格段に重い!


なので、今のままだと、 


Dvc00039
これがすぐに


Dvc00040
カクっと下がってしまうんだよね・・


ずっと前にも腰弱問題があったけど、こんなところにも爆弾を抱えていたのだ・・


紙幅を増やしてパイプを太くする手もあるにはあるけど、
そうすると今度は差しにくい箇所が何個も生まれてしまうのは目に見えてる。


実際太いパイプを試してもみたんだけど、
紙がへこんでぼこぼこになってしまい、事態は悪化するばかり。
Dvc00041


頭を整理しよう。
目の前の問題だけにつられてはダメダメ!


今はこの問題以外においては作りやすさ、気持ちよさは満点をつけられる。
十時につながる部分をなんとか強くする!この問題だけ!
これだけが解決できれば突破できるのだ!!


何か良い方法はないか・・!!
またまた脳みそに脂汗がにじんできたぞ・・


☆☆☆
悶絶してばかりのパイプロイド回想録。
解決編はゴールデンウィーク明けに。
皆様良い休日を!

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-05-01

第61話:ついに完成!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
試行錯誤につぐ試行錯誤の末、ついに、
究極の紙幅が割り出された!


紙幅88ミリ!


これで、固く、でも切りやすく、曲げやすく、差し込みやすく、抜けにくく、ポーズがキマるという、非常に相容れない条件をクリアしたハズだ!


長かった・・


でも苦労したかいがあって、
この究極の比率で巻いたパイプは、
非常に価値のあるものに感じるぞ!


なんてったって、これのために特別に計算(というか計測?)された
世界で唯一パイプロイドのためだけのパイプだしね。


おお。モノを生み出すって
こういう感触か〜〜!
と再確認した。
 
  
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-28

第60話:試行錯誤は続く

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
「乾かしてからチェックする」


新たなルールの下、さらに試行錯誤をつづけること数日。
(乾燥が入るので時間がかかるのだ・・)


実はもう一つ考慮すべき問題を抱えていた。
それは、パイプの中ベロ。


Dvc00026


この部分は、パイプを巻くためのシャフトに最初に噛ませる部分で、
どうしても存在はするんだが、
パイプに穴をあけるときにパイプを少しつぶしてから開けるため、
紙の長さによっていろいろな折れ方になる。


Dvc00027


いろいろな折れ方をすると何が問題かというと、
ベロに対して開いた穴が、妙なパターンになることがある。


Dvc00028


このベロ部分は接着されずにフリーなため、
例えば上図右側の状態だと、ビロビロな部分が増え、
パイプを通す時にジャマをしてきたりするんだ。


もちろん接着してしまえば良いのだが、
このベロはひねもすの製造工程の根本部分のため、
変えるのは大変難しい。


だから紙の幅を変えて、
なんとか「良い位置」にベロが収まるように調整しつつ、
試行錯誤を続けていった。

  
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-27

第59話:ぐらぐら問題発生!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
パイプの太さと紙を試行錯誤し、これでいけるんじゃないか!?
という結論に達したかに思えた頃、
思いもよらない問題が発生した。


アナログな製品なので、
1個完全なものができたとしても、
次もそうであるとは限らない。
絶対に数値に「振り幅」があるんだ。
厳密に言うと、同じ太さのパイプは、1本たりとも出来ない。


だから、かっちり何ミリという精度を出すんじゃなくて、
なんとか狭い範囲に追い込んで行く、という作業なんだ。


そのためには、「これ」と思う感触のものができたら、
その幅の紙で巻いた物を何本も作っておく。


その何本か作った物を組み立ててチェックしているとき、
ある法則に気づいた。気づいてしまった。


巻いてから時間がたっているもののほうが、細い!!!
組み立てているとき、ちゃんと止まってくれずにぐらぐらするのだ。


同じ太さのパイプ(のハズ)なのに!
いくらデータに振り幅があるとはいえ、
巻いた直後と時間がたってからのものに、こんなに差があるのはおかしい。


何故だ
何故だ
何故だ・・・・


・・・・・・・・・・・・・・!
あ。


肝心なことを見落としてた!
それは・・水分!!


紙がノリの水分を吸って、巻いた直後はちょっと太いのだ!


その時にちょうど良くても、
置いておくとノリが乾燥してパイプが細くなり、
ぐらぐらになっちゃうのだ。


うーん
科学の実験をしてるような気がして来た・・
たのしいなあ〜〜(涙)


ということで、まだまだ巻き実験は続くのだった・・

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-26

おしらせ

今日はお知らせ。


テレビで大反響をいただき、発送までのお時間を長くいただいていたパイプロイド。
ようやく通常通りに戻すことができました。


4月に入ったらなんとか・・とお知らせしていたにもかかわらず、
こんなに伸びてしまってごめんなさい!
そしてお時間を長くいただいていたにも関わらず、それでも
買ってくださったみなさんありがとう!!


皆さんの熱い想いの上に、パイプロイドは成り立っております!
これからもどうぞ宜しくお願いいたします!!


ついでに告知!
4/28 17:00〜
KBS京都テレビの「LIVE5」という番組でパイプロイドが
紹介されます。
京都の方は是非見てくださいね〜!!


 

2006-04-25

第58話:試行錯誤につぐ試行錯誤

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


パイプの太さの試行錯誤。
つまり、大きいパイプと小さいパイプの太さのバランスが
一番良い物を選ぶ作業が始まった。


ここでおさらいしておくと、
パイプロイドは、外径10ミリ〜9ミリ、内径8ミリの太いパイプと、
外径8ミリ、内径7ミリの細いパイプで出来ていて、
太いパイプに開けられた穴や、太いパイプの中に
細いパイプを通すことで組み立てるようになってる。


パンチして開ける穴の大きさは変わらないので、
差し込み部分の気持ちよさは、つまるところ
細いパイプの太さにかかってくる。


紙は今のところ一応カラーレーザー用紙が一番の候補だが、
コストの問題もあり、これに決まったわけではない。


今後紙を変えることも視野にいれつつ、
太パイプ、細パイプの組み合わせを試していく作業がはじまったんだ。

Dvc00023
これは、作り心地をいろいろ試したジョー達。
左腕に、紙の幅と紙の種類が刻まれてる。


やっていくうちに分かったのは、
差し込みの気持ちよさ=紙の抵抗感
だということ。
そしてやっかいなことに、紙の「抵抗感」は、
パイプの太さに依存しない!


例えばざらざらの紙は差し込みの抵抗感はある。
でも、ざらざらということは、繊維が起き上がっていて
要するに「ふわふわしている」状態だ。
なので、差し込んでから腕を動かすと、
すぐに紙の表面がつぶれてぐらぐらになってしまう。


それじゃあ、ってことでパイプを太くすると
差し込む事自体が困難になってしまったり・・


なんだかんだで
全部で80〜100体くらい作ったかなあ・・


そして、思いもよらない事態が
起こったのだ・・


つづく。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-24

第57話:パイプの太さの試行錯誤

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


均一に巻けるようになってきたので、
本格的にパイプの太さの検討に入った。


太さ、つまり紙の幅の試行錯誤だ。


Dvc00022


穴に差し込みやすく、しかもぐらぐらしない。
この相反するもの同士の同士のバランスをとることが
最重要事項。


紙なので、もちろん正確な大きさや幅を計算して
結果を出すことは出来ない。


幅を決め打ちし、巻いてみて感触をみる。
その繰り返ししか手はないんだよね。


実際に作るのは人間の手なわけだし、
その部分は計算 じゃ無くて人間が判断していくのが
絶対に正しいハズだ。


ということもあり、
試行錯誤を進めて行くことにしたのだが、
これがまた、予想もしないほど大変な作業だったのだ・・

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です


2006-04-21

第56話:専用キット完成!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


スーパー技術者コイデさんにお願いし、
試行錯誤を繰り返すこと数週間。


ついにパイプロイド用のキットが出来上がった!


一時は上にローラーがついていたりなど、
「どこへ行くんだひねもすキット!?」なんてカンジだったんだけど、
最終的に強烈なテンションプレート(紙の戻りを押さえるプレート)
を備えたシンプルな姿に生まれ変わった。


これを使うと、多少のコツはいるものの、
本当に均質な太さのパイプが巻ける!
これは凄い!


ということで早速一体作ってみると・・


ありゃ・・
ゆるゆるだ・・


空気が入らずきっちり巻けるようになったので、
つまり今までよりパイプが細くなっっちゃったんだ。


まあ、これは良いことだね。


よし、これで、紙の幅を決めれば、
「誰が作っても気持ちいい」ものができるハズ!


よーし!


↑と、言っているこのころは、
それがどんだけ大変なことかなんてまだ分かっちゃなかったんだ・・

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-20

第55話:キットの改造

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


ひねもすキットから生まれ、
どうやらそこから近くて遠い場所に来てしまったパイプロイド。


普通は後戻りも視野にいれるんだろうけど、
この切り心地、差し込み心地、折り心地。
ここまで詰めて来た手元のパイプを見ると、
とてつもない価値を秘めているものに思えてくる。


「ひねもすキットで作るもの」としては規格外だが、
「工作の楽しさを伝える」というより大きな目標に立ってみると、
これほど明確にパイプ工作を形にしているものは無いんだよね。
ここで引きかえすなんて考えるやつはアホだ!


ということで、
シャフト作りでもお世話になった
スーパー技術者コイデさん
Dvc00011_2
に、またまたお世話になることに。


「もう出来ているものがあるんだから簡単でしょ」
なんて思う人もいるかもしれない、いや実際いたけど、
現実はそんなにカンタンじゃない。


巻きにばらつきがでるのはシャフトか?
テンション部分か?軸受けか?プラスチックであることか?
紙がそもそも固すぎるのか???
作っては試し、作っては試し、作っては試し、
(ホンマありがとうございますコイデさん!)


様々な試行錯誤がつづくのであった・・


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

生産状況

4月に入ったら回復するのでは・・!とお知らせしていたパイプロイドの生産状況なんですが、ちょっと伸び伸びになってしまっています。申し訳ありません。


おそらく、来週には通常通りに戻せるのではないかと思います!
どうぞ宜しくお願いいたします!

2006-04-19

第54話:太さのばらつき

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


進んでいくにつれ、
次々と問題が明らかになる。


ここまでも、何十体となく試作を重ねているが、
どうも作っていてゆるかったり、きつかったりする。
同じ大きさの紙を使っているにもかかわらず。


ひねもすキットは
どんな厚みの紙でも対応できるよう、
外径を決めるためのガイドがついていて、
Dvc00130
ちょうどいい太さになったらそこで紙を切る方式である。


でもパイプロイドは紙の端の決まった部分に模様が印刷されているので、適当なところで切る、というわけにはいかない。第一、もし機械的に生産出来るとして、そんな機構を付けるだけでまた大変になってしまう。


だから、パイプロイドは紙の幅、長さの決まった紙を巻くしかなかったんだ。


同じ大きさの紙で、太さが違ってくる、ということは・・
今のキットが、そういうのに向いていないということだ。
外径の帳尻を合わせるのは得意だが、
一定の大きさの紙を一定の太さで巻くのは苦手だったんだ!


うーん、こりゃあまた・・
キットをパイプロイド専用に改造してもらう・・しかないか・・


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-18

第53話:ノリ地獄

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


ノリ問題。
最初は軽く考えていたんだ。


今まで使っていたノリより、
ちょっと強そうなものにすればいいんでしょ、って。


よく「強力○○」とかあるし、
それ買って来さえすれば何とかなる・・なんて甘かった。


結局スゴイ数のノリを試すことに・・
Dvc00126_1


ポイントは、一回貼付けて、
しばらく放置しても剥がれてこないか。


紙のコシってのは意外とあり、
大半のノリは放置すると剥がれてきてしまった。
液状のものだと、乾くのに時間がかかり、
結局剥がれてきてしまう。


剥がれて来たところを何回か押さえ直せばそのうちちゃんとつくんだが、作業が二度手間になってしまうし、生産品質の管理も難しくなる。


一回接着したものに、剥がれてこないか目を光らせつつ、
次々に接着していく。前のが剥がれて来てたらまたつけて、またチェックして・・
なんて考えられない。


作る行程は後戻り無しの一直線がいい!


なんとか「1回目の接着」でちゃんと着く物は無いか・・・!


という基準をクリア出来たものが、一つだけあった!!
それが、これ。
Dvc00127_1
なんと、木工用のスティックノリ。


そんなものがあるのもオドロキだが、
きちんと作るにはここまで強力なノリが必要なのか・・と
改めてアイデアを商品にするまでの道のりの険しさを感じた・・


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-17

第52話:ノリ問題

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


コシの強い紙で行こう!とはなったものの、
そうなると浮上してくる問題があったんだ・・


それはノリの問題。


通常のひねもすは、いわゆるスティックノリを使って作っている。
チラシなど薄い紙ならこれで良いんだけれど、
厚い紙だと、ノリを塗ってから置いておくと剥がれてきちゃうんだよね・・


どないして生産すんねん?というのも霧の中の状態で、
ノリをどうするか検討しなければならない・・うーん。


と、とにかく、足下に今あるものから組み立てないとしょうがない。
まずは今のキットで、きちんと作れなければどう転んでも駄目だろう!


ということで、「強いスティックノリ」を探す旅が始まった。
 
 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-14

第51話:カラーレーザー用紙

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

  
思わぬ落とし穴で選考に残ったカラーレーザー用紙。
ひとつ問題が残されたままになっていた。


それは、コスト。


紙と言うのはお店で並んでいる段階ではA4、B3など、規格の大きさになっているけど、
もちろんあのまま製造されているわけでなく、大きな紙を製造して、それをいろんな大きさに切って売っているんだ。


切っている分、「手間賃」がかかる。
だから小さな大きさで仕入れると、それだけコストがかかってしまうので、
パイプロイドの場合は、大判を大量に買って、それを使っていく計算だった。


たとえばそれだと、パイプロイドの5体分の紙を一気に印刷出来るので、そっちのコストも削減出来る。


だが、カラーレーザー用紙には、その大判が存在しないことが分かったんだ。


もともと高価な紙な上に、大判で仕入れられないとなると、
もちろんコストが2倍、4倍と増えていっていまう・・・


しかし、大切なのは「質感」「作り心地」
コストだけの問題でそれをなくすことは絶対にできない。


とにかく、これ以上の紙が無い限り、この紙で行く!!


ということで、またまた紙屋の宗次さんに「もっと良い紙」を探してもらいつつ、
先に進もう!ということになったのだ。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-13

第50話:バナナ事件

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

  
さてさて、
作ってもらった7ミリシャフトで、
ケナフとカラーレーザー用紙を巻いてみた。


よし!
太さ、固さとも申し分無し!


そして、切ってみると・・
おお!求めていた切れ味!
ハサミの先の方の、力が入りにくい部分でもさくっと切れる。


ケナフ、カラーレーザー用紙共に、
この時点では甲乙つけがたい・・・・!


そこに、予想もしなかった事件が起こった。


なんと!
ケナフで作ったパイプが・・・・・反ってる!!!


何本か巻いてて、
ちょっとおかしいかな?と思ってはいたんだが、
例外的なものではなくて、全体的なものだった・・!


どうやらノリの水分を吸って、ケナフが膨張してしまうらしい。
全体的にノリづけするならまた違った結果になるのかもしれないが、ひねもす方式の場合は、パイプを巻いた最後の部分にのり付けするので、膨張するとこしないとこの差がはっきり出てしまうようだ。


6ミリシャフトの時にはあまりわからなかったのだが、
7ミリシャフトにして、パイプが薄くなったことも関係あるかもしれない。


とにかく、これでは製品にすることはできない!!


ということで、思わぬところで、
ケナフの脱落が決まってしまった。

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-12

第49話:7ミリシャフト

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

  
昨日の記事のアイデア、アイデア的には凄く良かったんだが、
開発をやっていると、いつもそれだけでは済まされない。


「で、どうやって作るの?」


という問題がいつも持ち上がってくるのだ・・


本番用に、いつもセロテープで厚みを増したシャフトを使うわけにもいかない。
自分の手で生産するならともかく、いずれ工場で自分の手の届かない人の手で作られることになるのだ。


「そんなん、とりあえず7ミリのシャフト作ったらええやんけ」


という声が聞こえてきそうだが、現実はそうもいかない。
なんせまだまだこの時は実験段階。
7ミリのシャフトをいわゆる「試作屋さん」で作ってもらうほどの
予算も無い。というか、この時点ではまだパイプロイドはプロジェクトですらない!


ということで、
社内の機構設計の人に頼み込んで、
作ってもらうことになったんだ。


幸い、ウチの会社は「工作室」なるものがあり、
ハードの設計のちょっとした試作は作れるようになっている。


既存のシャフトは平版を曲げて作っているのだが、
そこまでの機械はないので、
「7ミリの真鍮パイプ」(これがまたあまり売ってないのだ!)に
溝を切ってもらうカタチで、お願いします!!


・・と、いうことで「パイプロイド専用シャフト」が完成した!
Dvc00182
金色に輝くこの勇姿!


わがまま言ってすみません!
ありがとうございます〜!!

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-11

第48話:パイプの厚み問題

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
紙の質感とともに、ちょっと厄介な問題がまだ存在した。


それは、パイプの「厚み」
高級でコシのある紙を使うと実は・・・「切りにくい」!!!


今回候補に挙がったケナフ、カラーレーザー用紙の時は特に!


パイプロイドの元である「ひねもすキット」は、
チラシなどいわゆる「身の回りの紙」を巻くのが対象。


コシがあって、厚い紙を巻くことはもちろん想定されてないんだ。
(コピー用紙ならなんとか大丈夫だったんだけどね)


でも、パイプを売り物として出すとしたら、
その質感、工作感は最高のものじゃないと!


コシがあって、でも切りやすい。
一見相容れないこのバランスをとらないと、
おそらくパイプロイドは成り立たない!


そのためにはどうしたら良いか?の一つの答え。
それが「紙を厚くし、パイプの厚みを薄くする」
だったんだ。


現在、
Dvc00179
8ミリのパイプを作るために
6ミリのシャフト(紙を巻く時の芯)を使っていて、
厚さが1ミリあるのだ。


8ミリの穴に通すので、この直径8ミリという規格は変えられない。
ならば・・!


これが新アイデア
 Dvc00180
シャフトの径を1ミリ太くして、
パイプの直径はそのままに、厚みを0.5ミリにできたら良いのではないか・・?


早速現在のシャフトにセロハンテープを何重にも巻いて(笑)
即席で厚みを増し試したところ、これまた!!
予想したことが一発でいった時の気持ちよさ!!
強くて切りやすい、最高のパイプができちゃった!


さて、アイデア段階はこれでオッケー、
じゃあ、今は世の中に存在しない「7ミリシャフト」をどうするか・・だなあ・・


この斬新かつ無謀なアイデアが、
またまた波紋を呼ぶことになったのだ・・

 
*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-10

第47話:紙の質感の方向性

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
紙の種類をいろいろ検討して行くうち、
2つの方向性が見えて来た。


「ざらざら」か
「つるつる」か


ざらざらチームで最有力候補は、ケナフ。
和紙がもうちょっと扱いやすくなったというカンジの紙で、
「作ってる」という感覚はかなり味わえる。


もうひとつのつるつる方向は、
意外なところでカラーレーザー専用紙。
「ええ?」と思うかもしれないけど、
これがまた気持ちいいのだ。
特に出来上がった後のパイプの曲線をなでるとなんとも・・・
作った後の感覚も大事だもんね。


迷う・・・!


決める基準は他にもあるので、
とりあえず一騎打ちのまま保留。

*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

 

2006-04-07

第46話:紙の質感

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


「作りごこち」
この原点に戻って来たパイプロイド。


この時点では、まだ紙はコピー用紙を使っていた。
安価で、容易に入手可能なのだが、
「味」に欠けるのが難点。


作り心地にはいくつか要素があって、
パイプロイドの場合は、
「切り心地」
「差しごこち」
そして、手作りモノ全てに言えるのが
「触り心地」


折角紙なのだから、紙の質感を存分に感じて作ってもらいたい。
「作る」ことを通して「気持ち良さ」を感じてもらいたい!


「作る」ということで、すぐに
切ったり、組み立てたり、の部分に目がいっちゃうんだけど、
もっとずっと手に触れることになるもの。作り終わるまでずっと触っているもの。
それが、本体である紙パイプ。
この紙の質感が絶対に大事なんだよね。


ということで、
またまた紙屋さんの宗次さんにご協力いただき、
様々な紙で試すことになった。


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

 

2006-04-06

第45話:作り心地の探求

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


色とパッケージがだいたい決まって、
ほぼ商品全体のことがざっくり決まった。


ということで、ぐるっと一回り、
「作る部分」という原点に戻って来た。


しばらくその課題から離れていると、
自分の中のレベルというものが高まってくる。
いい意味で贅沢になってくるんだよね。


「作る」という観点に久しぶりに戻ってみて、思った。


パイプで作る心地よさって、
こんなもんじゃないだろ!?


ま、また!
そんな風に思ってしまった。


こうやっていつも自分で自分の首を絞めちゃうんだよなあ〜
いいモノをつくるって事は、自分に厳しいっとことなんだなーきっと。


そんなわけで、
また自ら荒波に乗り出したのであります。


*この話はパイプロイドの初期の開発の回想です

2006-04-05

第44話:カラー3

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
さてさて、
昨日の記事で決めた色を使って作り直したのが
こちら
Photo_4
ジョーは、もともと手だけ赤系だったので、その色みを調整しただけ。
手がブルの茶色系赤に。

Photo_5
ブルのマシンガンの部分がローズの色に

Photo_6
ハリーのカマがジョナサンの色に

Photo_7
ローズのハンマーがジョーの色に。

Photo_8
ジョナサンのジェット部分がハリーの緑に。


どう?バランスとれたカンジでしょ。ふふふ。
もう1色もらってくる相手が順番に並んでないのは、
なるべく最良の色を選んだから。


この5体でぐるっと一回りしても、
6体目が出て来たときにどうせ困る事になりそうだし、
今のうちにバラけてるのも良いかも、ということで。


さてさて、色もついてかなりモノとしての存在感がアップしてきたパイプロイド。
ここからまた、苦難の道が始まるのであります・・

2006-04-04

第43話:カラー2

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
パイプロイドのカラーを再度練り直す。


こういう時に一番良くないのが、
「既に決まっていることを、なるべく変えないようにしてしまう」こと。
前のものに引きずられてしまうと、前に進みにくくなるんだよね。


エモスから、現在のものにバッサリ切り替えたみたいに、
ここはひとつ、根本から考え直すつもりで行こうと決めたんだ。


まずは、
キーとなるカラーを決めた。

Photo_2

色の系統は前の物とほとんど変わらないけど、
色の配合と濃さを最初から練り直した。
実はパッケージもこのキーカラーを使って出来ないか?と企んでたんだよね。
だから、この1体だけ色が薄い、とか、
この1体だけ色のコントラストが甘い、とかは
避ける必要があったんだ。


そして、この色だけでは締まらないので、
もう1色(1系統)。これを、他のパイプロイドの体のキーカラーから持ってくることにした。
そうすると、入れ替えた時にも統一感が出るんじゃないかと。


例えばキーカラーのみでパイプロイドを作ったら、
腕、胴、下半身の入れ替えをしたときに
1色→3色と急に変化してしまう恐れがある。
しかも組み合わせは、パイプロイドが増えるほど増えて行く。
そのどれもが、「良い配色」になってほしいのだが、
この場合はこの保証が出来ない。


でも最初から2色、しかもその色は
他のパイプロイドも持っているいる色だとすれば、
2色→3色(4色のときもあるが)
と、変化が少なくて済む。つまり、いろんな入れ替えが行われたとしても、最初から「良い」とされている色の組み合わせの範囲内に収まるようにすることが可能になるのではないかと。


そんなわけで、
それぞれのパイプロイドには

2


こんなカンジで色を使うようにした。


パイプロイドファンの人は、どれがどのパイプロイドかピンと来たでしょ?


これできっと色の統一感は出せるぞ!ということで
その写真は明日!

2006-04-03

第42話:カラー

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


カラーの統一感。
それとともに考えないといけないことが。


「手足の入れ替え」


があるんだった!!
そうなると、手が足が胴体が、
誰と入れ替わっても成り立つ配色にしなければならない。


そうなると、ごちゃごちゃした配色はできない。


よくデザインするときに、ポイントをつけるというか、
例えば手は結構細かい配色にして、胴体はシンプルにして、
配色に奥行き感を出したりするんだけど、
これだと例えば「細かい配色の胴体」に「細かい配色の腕」がくみ合わさって
色彩がバッティングしてしまうということもあり得る。


だから、なるべくシンプルに仕上げる、ということが課題になった。


さてさて・・・

2006-03-31

第41話:課題は統一感

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
さてさて、今まで出そろった5体を並べてみよう。

 
Dvc00060_1
Dvc00066
Dvc00003_1
Hammer
Sparrow

おお…
それぞれ1つずつ見たら良いカンジだけど、
勢揃いして並ぶと、ちょっと統一感がないというか、
色が散ってるというか・・


お店に完成品がディスプレイされることもあるだろう。
その集合したときに集合した状態でちゃんと「魅せる」ことができるか?
そのためにはどうしたら良いか・・


続きは来週。

2006-03-30

第40話:5番目の仲間

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
今までのパイプロイドは結構ゴツゴツしたイメージだった。
パイプなんでしょうがないんだけど、
もっとこう、「カワイイ〜!」じゃなくて「キャワイイ〜♥」な、
キャラを加えたいな〜


かわいいといえば、動物とか?・・うーん
は虫類?・・いやいや
昆虫?・・ハリーになっちゃうか
あ、小鳥がイメージってのは!?


そういえば空を飛べるやつはいままでいなかった。
これができれば合体がもっと面白くなる!


ということで、ついに登場!
Sparrow
わー!キャワイイ〜〜♥


名前は、鳥→カモメ→ジョナサン!!
少々強引かな?


とにかく
これで5人が出そろったぞ〜!

2006-03-29

第39話:あたらしい仲間

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
封筒パッケージが一段落、ということで、
それが並んでいるところを想像してみる・・と、
ちょっと寂しい気が。
ラインナップがもうちょい必要かも。
例えば戦隊モノとかはだいたい5人。
地球侵略のチームとするなら、あと二人は必要かもね。


と、いうことで新しい仲間を作ることにした。


戦隊モノには一人女性が入っている
よし、今回のは社内でも要望が多かった女性ロボにしよう!


でも、そのためには大きな壁が。
実はパイプは「丸いものが表現できない」のだ。
女の子の「かわいらしさ」が表現できない・・


うーん・・


よし、ならば、それを逆手に取ろう!
角張っていることをコンプレックスに思っている、
そういう女の子!


そうだよ!パイプ=パイプロイドの体なのだ。
それをそのまま、パイプロイドの設定として渡してあげれば良いんだ!


ということで新しい仲間が誕生!
Hammer
おお!セクシー!?
名前は、ピンク色から連想した「ローズ」に決定!


このローズが、大きな問題を引き起こすことになるとは、まだ誰も知らなかった・・

2006-03-28

第38話:パッケージデザイン考6

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
封筒型でいける!と分かったらあとは突き進むのみ!


いろんなデザインを試してみた。
紙袋で、ちょっとレトロなカンジ、でも古さをそのまま出すんじゃなくて、
古き良き気持ちを思い起こさせるような、現代のデザイン。
こんなカンジをテーマにしたかったんだ。


でもやりだすとなかなかムズカシイ。


Dvc00136_2
これを基本に


Dvc00158
一色にしてよりレトロ感(&コストダウン)を狙ってみたり・・


いろいろ試して、とりあえず


Dvc00159
こんなカタチ(名前を太く、色を入れた)に落ち着いた。


でも、なんかもうひと味足らないよなあ〜〜


それは中身(ラインナップ)との兼ね合いで考えていくか・・
ということで一次保留。

2006-03-27

第37話:パッケージデザイン考5

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
正直、紙袋を作る知識は、無い。
聞けば早いんだが、
その前に自分の身の回りにある技術で出来ないか考えてみた。
どうも、こういうのが癖なんだよね。


紙袋は、紙を2つ折りにして、周りにノリをつける方式、
つまり餃子のような綴じ方をしたら、なんとかなる。


でも問題は、覗き穴だ。
サンプルを作っている段階ではサークルカッターで切れば良いが、
この先何百個何千個生産する・・ということを考えると現実的ではない。


スタッフの一人に、重ねた紙にドリルでまとめて穴を開けてもらったり・・
内職で穴を開けてもらうことを検討したり・・


・・・・・やっぱだめだ!
専門家に聞こう!


ということで先日の紙屋の宗次さんに相談したところ・・


なんと!いわゆる封筒をつくる技術で出来るそう。
よく役所や電話会社から来るときの、窓があいてる、あれだ!
しかも穴をあけてもらうだけでなく、ビニールも貼って、
のりしろに両面テープをつけてもらうこともできるらしい!
しかもデザインは自由。スバラシー!
かなり無理も聞いてもらったんですが。スミマセン・・


さすが専門家!
この時はさすがに小躍りしたね。


っていうか早く聞けばよかった。笑

 

2006-03-24

第36話:パッケージデザイン考4

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
クリームがかった白色で、ざらっとした紙、
しかもコストの問題もクリアしたもの・・


それを探さなければならなかった。


それとともに、パイプロイドを商品にしようと思ってから、
ずっと気になっていた問題があるんだよね。
それは「ひねもす=エコ商品」ということ。


ただ形ばかりを追いかけていくと、大もとの、「身近な紙で、エコロジーに工作しよう!」なひねもすの精神から
外れてしまう。やみくもに「エコじゃなきゃ駄目だ駄目だ!」というつもりはないんだけど、その精神はやっぱり大事にしたい。


そんなことを両立できるものってあるのか・・?


ということで、ひねもすの時からお世話になっている紙屋さんである株式会社  宗次さんにご相談したところ、いくつか候補が。


なんとエコロジーな紙、というのが世の中にある、とのこと。さすが!やはり専門家は違うな〜!!
エコならば良いというわけではないんだが、高まる期待!ドキドキドキ。


そして持って来ていただいたのはケナフ、バガス、あと竹から出来た紙などなど。
いわゆる「非木材紙」という奴だ。なるほど〜〜!
確かに通常の使用にはちょっとクセのあるやつなんだけど、ざらっとした暖かい質感はどれもまるで和紙のようで、なんとも良い風合い!
これは良い!!


その中でも、色、質感ともに優れていたのが、「ケナフ」だったんだ。


しかも、懸念されていたコストも、恐れていたほどではない。(コストで質感についての印象が左右されるのはいやなので、告げられないまま紙を選定したんだよね)


これは、いける!


紙袋にする紙の素材が決まった。
あとは・・紙袋ってどうやって製造するんだ・・?
こ、根本的な問題がまだ未解決・・


まだまだ問題は続くのでした。

2006-03-22

大反響ありがとう!

こんにちは!今日も回想録はナシにさせていただいて、今日はお礼です。


今日のなるトモ!で、紹介していただいたTVスタッフの皆さん、
ブラマヨさん、司会者の皆さん。
テレビの放映にピクっと反応し、即座にお問い合わせいただいたみなさん!


反響ありがとうございます!


ほんとに、こんなに共鳴していただけるとは、
デザイナー冥利につきます。はい!


正直、こんなにも反響をいただけるとは思っていませんでして
段ボールの中で地球侵略したくてうずうずしていたパイプロイド達も、
一瞬でみんな飛び立ってしまいました。達者でな〜〜!!


そんなわけで、商品のお届けに関してご迷惑をおかけしてしまう事があるかもしれないのですが、何卒ご了承のほど宜しくお願いいたします。


いやーしかし、
皆さんの熱い想い、ビシビシと伝わってきました〜!!
これからもガシガシがんばってまいりますので、
よろしくね!

2006-03-21

告知:なるトモ!

今日は告知だよ。


明日22日(水)、読売テレビ「なるトモ!」で
パイプロイドがちらと紹介されます。(「なるトレ」のコーナー)
時間にして4分ぐらいという話なんだけど、
(それでも何時間も撮影してました。おつかれさま・・)
 ・パイプロイド近くで売ってね〜よ!
 ・ウェブじゃ触れないし動かないからよくわからん
という方は、是非見てみてね。
なるトモ!の時間は9:55〜11:20です。

よろしく!

2006-03-20

第34話:パッケージデザイン考2

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
さてさて、
パッケージという限界点で、お客さんの心をくすぐるにはどうしたら良いか!?


中身が見えることが重要?
では全部見えるビニール袋に入れるか?


いやいや。


こういう場合、全部見せてしまうと
むしろつまらなくなってしまうんじゃないだろうか?


ちらっと見えて、他は想像してもらう。
どうなってるんだろう?と思えたほうが、
楽しいハズ。


それから、中身の素材の気持ち良さが、
触れずとも分かる、想像をかき立てるためには・・!?


そう、「パッケージを紙袋にする!」だ!
紙袋であることで、紙パイプの手触りに近い物が感じられるし、
手触りから、紙で何作ることの想像力をかき立てられたりもするかもしれない!


記念すべき初期パッケージ(サンプル)はこちら。
Dvc00136_2
丸窓にまだ穴はあけてなくて、実は写真なんだ。笑


昔組み立て飛行機とかが、こういう紙袋に入ってたでしょ?
そんなイメージも重ねつつ、レトロな雰囲気で攻めてみた。


ここから二転三転、
困難の道はパッケージにも待っているのでした・・

2006-03-17

第33話:パッケージデザイン考

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
バックグラウンドの話が落ち着いて、やっとパッケージやもろもろのデザインができるようになってきた。


デザインってどうも芸術と混同されちゃうところがあるんだけど、
僕は「想いを伝える職業」だと思ってる。


作った人の想いを、目的の人に伝える。
そこをどう効果的に伝えるか、の手段の一つが、
芸術的なイメージだったり、きれいなパッケージだったりするだけで、
そこは目的じゃないんだよね。


だから、根底にある「何を伝えたいか」がしっかりしないと、
「何をデザインするか」が定まらなかったんだ。


そんなわけで、平面的な部分で伝えたいことはだいたい決まった。
でも、パイプロイドの場合はもっともっと伝えたいことがある。
それは、根本にある「工作の楽しさ」だ。


これが伝わるパッケージにしなければ。


お客さんは、お店の人がディスプレイに工夫をしてくれでもしない限り、
通常袋の中身、パイプには触れられない。
触れられるようにすることもできるだろうが、
紙なのでちょっとそれも難しい。
「触れるための物を用意しては?」との考えもあるが、
全てのお店でそれ用のスぺースを用意してもらえるとは限らない。


つまり、手に取って見るパッケージが、お客さんと僕らの「境界点」なんだよね。


この境界点の上で、「手作りって楽しそう」「中をもっと見てみたい」
期待感を持ってもらわないといけない。
もちろん「パイプで出来ている」が売りなのでそれも見せた方が良い。


さてさて、皆さんならどうします?


ということで続きは次回!

2006-03-16

速報:なるトモ!取材!

今日は号外。


なんと、読売テレビの「なるトモ!」でパイプロイドが紹介される!
ということで、実は今日は取材だったんだ。


リポーターはあのブラマヨ!
すごく礼儀正しい人たちで、さらに好きになったぞ!
(実はめっちゃファン)


僕は受け答え役で登場。
22日(水)の9:55〜11:20なので
よかったら見てね。


しかし、テレビを作るって大変なんだな〜と
見てて思った。
2時間とか撮影して、持って帰って編集して、4分くらいになるらしいよ。
ほほ〜


なんだかブラマヨさんがすごーく面白かったので、
どこがどう使われてたりするか、楽しみだ!


 

2006-03-15

第32話:ストーリー4「地球大侵略」のコア

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


 
「地球侵略」というキーワード。
そしてオマヌケなロボット。
一見相容れないこの2つを結びつけると、
すごく面白くなるんじゃないだろうか?


と、考えること数日。
だんだん糸がつながってきた。


「本人は怖いつもり」
「コワカワイイ顔」
「地球侵略」


もうなんだか推理ゲームの様にキーワードを
つなげていく・・
これがなかなか、頭に汗をかく作業なんだよね。


でも、努力の甲斐あって、こんな方向に行き着いた。



地球にやってきた宇宙ロボ。
地球侵略、という目的を持ってやってきたが、
彼らが出発した星とは全く違う文明のため、
彼らの常識が全く通じない!

たとえば、タンカーからあふれだした重油を、人類のエネルギー源だと思い、全部かたずけてしまったり、

有毒物質を垂れ流す工場を、重要な拠点と思い破壊してしまったり、

森林伐採が人類の進歩を進めている、と勘違いし、それを阻止するため、片っ端から植林してしまったり

彼らが「侵略」だと思っていることが、結果的には全て人類にとって「良いコト」になってしまっている。本人達は感謝されてまんざらでもないが、ちょっと腑に落ちない。

こんな話!
どうだろうか!?


これなら絵本にだってできそうだぞ!
よし!!


テーマ「地球大侵略」のコアがここに完成した!ぞ!


 

2006-03-14

第31話:ストーリー3 「ダーク方面」

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


「コワカワイイ」
このギャップ感はなかなかいい。


顔はコワイけど、
かわいいやつ。


そこにストーリーも生まれそうだ。


と思っていた時に、
ちょっとダークな話を思いついた。



ある男の子のところに、ある日小包が届く。
中にはバラバラな筒が。


興味本位で組み立てる男の子


組み立て上がると、それはロボットだった。
そしておもむろに起動しだす。


「命令ヲドウゾ ゴ主人サマ」
「命令ヲドウゾ ゴ主人サマ」


どうやら何か言わないことには収まらないらしい。
しかたなく男の子は言った
「おかしが欲しい」


「了解シマシタ」
どこへともなく消えて行くロボット。


男の子は
朝起きてびっくり。
部屋がお菓子で埋め尽くされている。
男の子は喜んだ。


これはすごい!
次は何を命令しよう?


その頃、テレビでは、
お菓子工場が何者かによって破壊された、というニュースが
報道されていた。


「おもちゃがほしい」
「お金がほしい」
「勉強したくない」


何も知らずにエスカレートする男の子の命令。
それを忠実にこなすロボット。


実はこのロボットは、「人間の欲望」を使って
地球を破壊、侵略しようとする宇宙人のロボットだったのだ。


そして、そのことを知った男の子は、大きすぎる力と欲望の狭間で
悩み苦しむのであった・・


おおお!暗いっ!!
暗すぎるわいっ!!


前のストーリーもそうだったけど、
どうもこうダークな方面にいってしまう。いかんいかん。
映画とかなら良いかもしれないけどねえ〜
だれか映画にしてくれー。笑


でも、地球侵略ってのはなかなか面白いかもしれない!
何事にもヒントは隠されているぞ♪

 

2006-03-13

第30話:ストーリ−2

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

 
パイプロイドは何なのか?誰なのか?
「紙パイプ工作」以上の、
もっと身近に感じてもらうためのストーリーが必要だ。


キャラ的には、顔から言ってオマヌケなのは間違いない。
ドジでマヌケなロボット。
コロスケみたいな方向がいいな、なんて思ってはいた。


でも、「かわいい」がキーワードとはいえ、
そういう方向の(みんなになでられそうな)顔ではないんだよね。


括るとすれば
「コワカワイイ」だ。


うん、これは新しい。
本人的には、「俺は恐ろしい奴」と思っている。
でも、風貌は結構カワイイ。とか?


おおっ


肉がつき始めてきたカンジ。

2006-03-10

第29話:ストーリーか・・

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

3体そろったところで、
やっとラインナップっぽくなってきた。


ここらで商品ぽくまとめてみよう。
まず「これは何なのか、誰なのか」てトコだな。
これ、非常に重要。


世の中にあるキャラクターものって、必ずといっていいほど
それにまつわる設定とか、物語がちゃんと作られてるよね。


これは、「ただ面白いから」やってるわけではない。


手に取ったユーザーと、モノとがつながりあえる。
そのためのアイテムなんだよね。


ポイントは「親近感」。


知ってる人と、知らない人では、もちろん知ってる人に親近感がわく。
よく知ってる人と、まあまあ知ってる人では、良く知っているほうの人に親近感がわくよね。


「僕がアイツの事を一番よく知ってる」とか
「僕だけがアイツの秘密を知ってる」とか


そうなるとより関係は深くなる。


プラモデルだったら、アニメでの物語、人間模様。
そういうバックグラウンドが、モノと人のつながりを強くすると思うんだよね。


「なんとなくかわいいでしょ、じゃ、作って下さい」
では、絶対に作る気になんてならないと思うんだ。


自己紹介もしない人と、仲良くなんてなれないもんね。


そういう意味で、「これは何で、誰なのか」。
ここで、しばらく悩むことになった。

2006-03-09

第28話:背骨問題

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

昨日の記事で問題になってた、
組み替えた時のバランス問題。


原因が分かった。


Dvc00010_1
みんな背骨の長さは同じなんだけど、
切れ目の位置がまちまちだったんだよね〜!
これは失敗。


これが原因で
Dvc00011_1
組み替えた時に長くなったり短くなったり。


つまり
Dvc00009_1
こんなことになってしまってたんだ。


あとから思えば、
そのくらいちゃんと考えろよ〜!ってな話だが、
手探りで進んでいるので仕方ない。


ということで、
背骨の統一規格を決めて、
再出発だ〜!

2006-03-08

第27話:3体合体!その2

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


では、次の組み替えいってみよー!


Dvc00006_1


Dvc00005_1

パーツを付け足しているのではく、
組み替えなんで、他の2体も自然に別パターンのものができちゃう。
おお
意識してなかったけど、余りが出ないって結構良いコトだぞ〜!


他にも組み合わせを試してみよう。

Dvc00007_1
おお。なかなか


Dvc00008_1
うわあ
死神・・・?


Dvc00009_1
きゃーなんかキモい〜!


楽しい!
これは良いぞ!


あとはバランスと、
組み替えた時の色の統一感が課題だなあ〜
今は結構ごちゃごちゃしちゃってるもんね。


よおし!

2006-03-07

第26話:3体合体!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

ついに3体そろった。
つまり、胴、腕、下半身、3部位が揃うってこと。


おまたせしました!


夢の3体合体!
どうぞ!


Mix
どーだ!


ちょっと胴が短い気もするが、
(これは後に解決編をお届けします)
なかなかの勇姿!


これは楽しいぞ〜!!


他の組み合わせはまた次回!

2006-03-06

第25話:うで革命

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


ハリーを作ってみて、
どうも腕がしっくりこなかったんだよね。


なんだかひょろ長いのと、
カマを作ったハズなのに「カマ感」がない。


カマなら、もっとこう脇をしめて、ぐっと構えていた方が良いんだけど、
関節を、パイプを折ることで表現する今の方式ではそんな形に固定できない。


どうしたものか・・


そうだ!
腕を伸ばせる、という方向は諦めて、
もう曲がったままの腕にするというのはどうだ!?
カマキリだって、デフォルトではあのカマを折り畳んだ姿勢なんだし!


ということで出来た腕がこちら。
Dvc00084


ちょっと、ブルのキャノンから発想を得た。
Dvc00065_1


この方式にしたことで、
Dvc00085
そのまま横に広げたり、


ナナメにしたり、
Dvc00086
なんてことが出来るようになった。


なるほど何か1つ諦めると、
たくさん良い物が手に入るってこともあるんだなあ〜。
時には思い切りが肝心だね。


ということで完成したリニューアルハリーはこちら!
Dvc00003_1
手が緑なのが初期バージョン。
その後さっきの写真のオレンジ色に改良されます。


目の向きも逆に。
どうせならとんがった奴にしてやろう!


なんだかヤな奴感あふれて良い方向だねー。笑
パイプロイド達の物語が、ちょっと見えて来た!

2006-03-03

第24話:ハリー誕生

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


3体目のパイプロイドにとりかかった。


とりあえず同じパターンにならないように、
手の武器も下半身も、今までにない物にしよう、
ということで、社内でリクエストしたところ、
手の武器に「カマ」という意見が。


な、なかなかマニアックな意見が。
まあ、やってやろうじゃないの。


それから、下半身。
通常の2足歩行、キャタピラときたら次は・・?
魚系?
船?
逆間接の2足歩行?
え?四つ足?


四つ足・・・ねえ。


いいけど、パイプ足りるかなあ・・・(汗)
一応作ってみましょう。ええ。


ということで出来たのが
こちら


Dvc00070


おー
やればできるもんだ。
どうやってパイプをやりくりしたのか自分でも不思議なくらい、
ちゃんと4つ足できてるんだよね。


4つも足があるなら、きっと走るのが速いんだろう。
走ってる人は、きっと急いでるんだろう、
ということで、名前は「ハリー」。


ちゃんとこれも6本以内で作ってるんだ。
このルール、
足かせというよりむしろ、
デザイナーにとっては良い頭の体操になるような気がしてきたぞ!


しかし、顔が微妙。笑
現行のハリーを知っている人には
顔が全然違うく見えるかも。
手もジョーの応用+なんとなくカマ、なので
結構そっけない・・


この修正のもようは
また次回♪

2006-03-02

第23話:足かせ・・?

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


2体目のパイプロイド「ブル」を作るときに、
実はちょっとしたルール違反をしてしまったんだ。


エモスのころから、前に紹介した「3本ルール」にのっとって作っていた。
つまり、太いパイプと細いパイプを3本ずつ使って作るということ。
で、ジョーもそのルール内でオッケーっだったんだ。


でも、ブルの場合、キャタピラのところで長さを食うので、
どうしても細い方のパイプの本数が多くなってしまったんだ。
でも、せめて「6本以内」というルールは変えたくない。
いろいろ付け足して行くと、どんどん説明的になってくるし、
素材の特徴も埋もれていってしまうんだよね。


細いパイプを4本消費してしまうので、残りは2本。
この2本の太パイプのやりくりにヒジョーに苦労した。


おかげでなんとか収まったし、
この苦労の跡を見せないのがこれまたプロの仕事ってもんなのだが、


2体目にしてこの苦労。


ラインナップ的に、もうちょっと作ろうと思う中で、
これまたちょっとだけ不安に・・

2006-03-01

第22話:ブル誕生

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


入れ変え部位が決まった。
両手、そして下半身!
これに限定することにした。


Dvc00074


これだけでも胴体部分と合わせて4パーツ。
僕のかすかな計算知識に照らし合わせると、
2体を組み合わせるだけで2x2x2x2=16パターンできるハズ。


もっとブロックみたいにいろいろ組み替えられた方が・・という意見も
社内であったんだけど、そこは我慢してつっぱねた。


理由は、これだけ組み替えできるなら十分だし、
昨日も書いたように、ブロック的に遊んでデザイン的に崩れてしまうのももったいない。
なにより、紙なのでブロック的な遊びに耐えられない可能性があるんだよね。


そんなこんなで、
そのフォーマットに乗っ取った2体目のキャラを作った。


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2006-02-28

第21話:ケガの功名

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜

入れ替え大作戦を導入するにあたって、
考えなければいけないのが、
「どこを入れ替え出来るようにするか」


両手両足か?
腕のも交換できるのか?


あまりに自由度が高いと、
バランスが崩れてしまう。
例えば他の人が見た時に「なんだこれ?」て思われてしまったら、
そこから先、広がって行くことが出来ない。


両手はともかく、両足を入れ替えられたところで、
左右の高さが違ったらなんとも・・


そうか、
じゃあ下半身は腰から下ごと入れ替えよう!
ナイスアイデア!


・・・その「腰」。


これ、今でこそ当たり前のように分割してるけど、
そして「腰が回るためにああなってる」と誰もが思ってるだろうけど、
実は・・エモスを作った時に・・・

連続した背骨のパーツがとれなかったんです!

まさに苦肉の策。


それが結構良かったんで、
いままで何食わぬ顔で続けてきたってわけ。笑


人生何がどうころぶか分かりませんね〜
いろいろ試してみることが大事だってことですなぁ

2006-02-27

第20話:組み替えの美学

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


話はちょっとだけもどる。


足を
Dvc00010
こうしたぐらいの頃の話。


そのころまだまだメイン路線は
エモスだった。
Dvc00141


この正義系キャラに
「いろいろ武器をつけたしていけるようにしたらどうや?」
という話が出てた。


例えばバズーカ砲や、羽根、
手の先につけるオプションなどなど。


なるほど!それは楽しそう!


でも、でも!!
僕はそれはパイプロイドでは絶対にやっちゃいけないと思ったんだよね。


理由はいくつかあるが、代表的なものとして、
ただでさえ不器用な形なのに、さらに何か足したら余計に
わけがわからなくなってしまうだろう、というのが一つ。
それから、お客さんにとっては、「オプションをつけて初めて完成体」
と見えてしまうだろうということ。つまり、本体を買ってくれたお客さんに、さらに余分なものを買わせてしまう、ということになるのが一つ。


そういう商売もあるだろうが、パイプロイドについては、まず楽しさありき!
あんまりこズルい仕掛けはしたくなかったんだ。


1体でちゃんと楽しめる、
買ってくれたお客さんが作り終えてすごく満足した気分になる、
そういうものにしたかった。


とはいえ、自分の作ったものの様子が変わって行く、
それはそれで確かに面白い。


余分なオプションを足すのではなく、
自分のパイプロイドが変化していくことが出来るようにするには・・・!


・・・


そうか!!


「組み替え」できれば良いのだ!


今までそれを前提に作ってなかったから、入れ替えなんて
したこともなかったけど、例えばエモスの腕に悪役1号の腕をつけて、
ムチ腕バージョンのエモスなんてのができるわけだ!


1体でももちろんちゃんと楽しめる。
そして2体目を買うと、2体分の、
3体目を買うと3体分の「組み替えワールド」が広がり、
より楽しむことができる!


スッッッッッッゴ!!それはスゴい!


思い立ったら即行動!
悪役2号の腕をモデルに
こんなカンジの腕を作ってみた。
(この頃の色は今と違ったんだけど、
パイプロイドファンの方は、誰の腕か分かるよね?)


Dvc00067


ここから、パイプロイドの歴史はさらに加速するのであった!

2006-02-24

第19話:そして、ついに誕生!

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


これだ!この方向だ!!!


昨日の記事で見えて来た方向性。
は、はやくカタチにしないと!!


ということで、重要なパーツだけは作成し、
あとは余り物のパイプで、
ついに!
現行パイプロイドの第一号が・・


Dvc00051
誕生!!


うわあ
執筆時点(2006年2月)からみたら、
信じられないくらいのこののっぺり感。


でもまぎれもなくこれが、現行パイプロイド直系の
ご先祖様なのでございます。ありがたやー!


うおー!できたできたできた!ぞ!
よーし!これにさらに改良を加えて・・


 

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2006-02-23

第18話:パイプロイドの胎動

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


「口に見えるねこれ」


この彼女(現・ヨメ)の一言が、全てだったかもしれない。


前回のものをさらに作り進んで、パイプロイドは
こんな
Dvc00013
ふうになっていた。


パイプで何かを表現したのではなく、
パイプで出来ていて、「そういうデザインなんですもともと」なロボ。
そしてキャラクター性のあるもの。
悩んだ末にたどり着いたのが、この宮崎アニメ風の形だった。


それを彼女に自慢していたところ、
いろいろいじりながら、
Dvc00015
(↑緑の部分が上下逆に)
冒頭のセリフが飛び出したんだ。


はじめは何のことやら、だったんだけど、


これの、


こっちじゃなくて、
Dvc00014_1


こっちも含めて見て見ると・・
Dvc00014_2


ほら、口に見えない!?
Dvc00015
ほら!


スゲーアゴでかい!
ブッサイクやな〜〜!
かわいいやんこれ!!
オマヌケやんこれ!!!!


これ!!


この方向!どうや!!??


 

2006-02-22

第17話:ひとつ飛び抜けた

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


実は1つ、試してないことがあった。


それが、足の部分。
前の腰弱事件で、パイプの弱さにすっかりビビってた僕は、
両足を固めた状態でずっとパイプロイドを作って来たんだ。


でも、勇気をだしてチャレンジしてみた。


「クララ!立てるわ!きっと立てるわよ!」

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2006-02-21

第16話:苦悩の日々

〜 回想・2005年初頭 パイプロイド誕生秘話 〜


年が明けて、2005年になっても、
去年の苦悩をまだ引きずってた。


でも、方向性は分かったんだ。
「カッコイイと思う"目標"を、パイプで作る」のでは無い。
ということ。


ガンダムをパイプで作ろうと思ったら、きっとある程度までは出来る。
でもそれでガンプラに勝てるか?といったら勝てないだろう。


何故かといえば、ガンダムという「本物」に対して、パイプで作ったガンダムは
「中途半端なニセモノでしか無い」からだ。


だから、表現出来ないからここまでで許してください、ではなく、
「パイプで作ってあって本物」なモノ、
パイプで出来ていて、それで100%です、というものを作れば良いのだ!!


そうだ。
それでこそパイプを「活かす」ことになる。


よし!!


方向性が見えて来て、
いろいろ作ってみた。

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2006-02-20

第15話:ご、ごもっとも・・

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


「アウトやな」


・・展示会が無事終わり、
調子づいた勢いで、芸大時代の友達に見せてみた。
その人はすごくおもちゃ、しかも超合金とかが好きで、
ロボットの意見を聞くならまずその人だと思った。
そこで出たのがこの言葉・・


アウト・・ですか・・


Dvc00141


ま、まあまあ、世の中にはいろいろな人がいますよ。ねえ。
一意見として聞けば良いじゃないの。ねえ。
自分に言い聞かせる僕。


息絶え絶えになりながらも、
いろいろダメな理由を聞いてみた。


「手が不器用そう」
「頭がでかい」
「パイプの切り口が目立つ」
「あんまりポーズがとれない」


ううっ・・そ、それはそうなんだけど・・ねえ、パイプなんだからさ・・
その辺分かってもらわないと。
こ、これだからシロートは困るわ。ねえ。(汗)


そしてとどめの一言


「パイプで出来てるのはすごい”けど”」


けど・・ってアンタ、そこポイントよ?
そこがスゴイんじゃないの。何言って・・・


・・・


・・・あああ!!!
そっか!


悟った。


今まで自分が作ったものに対する愛情で、
大事なことが見えなくなってたんだ僕。


「お客さんは、パイプで出来ていようがいまいが関係ない。
パイプで出来ているからしょうがない、という言い訳は通用しない!」


そうなんだよ。


工作とか、それこそ「ひねもす」とか、そっちからパイプロイドを見たら、
すごく価値がある。
でも、ほとんどの人はそうじゃない。


まずは形ありき。


ガンダムとパイプロイド、二つ並んでて、どっち選びますか?
そういう世界なんだ。


正に目からウロコ。
そして・・・


苦悩の日々が続くのであった・・


 
 

2006-02-17

第14話:展示会進出!本番!

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


やってきました。展示会!
『エコプロダクツ2004』in東京ビッグサイト。


でかいな〜〜ビッグサイト。
何故かテンション上がります!


といっても僕は最後の1日だけ参加させてもらったんだけどね。


ブースはこんなカンジ。
Eco_pr


意見をいろいろ聞けたらな〜と思ってたんだけど、
ブースのメインの「ひねもす」の実演に追われて、
ほとんどパイプロイドのそばにはいられなかった・・


でも、営業さんらの話によると、
「是非扱いたい!」
「いつ発売なんですか?」
「これうちの○○に使いたい!」
などなど、
すっごくバイヤーさんたちの引きが良かったみたい!おっしゃ!


これは商品化に向けて、
ちょっと動き出したんじゃないの〜〜!?


 

2006-02-16

第13話:展示会進出! ディスプレイ&ストーリー

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


ついにディスプレイ完成!


ババーン!
Dvc00029


ポイントは、全部まとめてひとかたまりになってるトコ。笑
実はこのままカタマリで持ち運べるんだ。


ショーは東京なので、
向こうのスタッフの設置のことも考えてこうなった。


楽しみだな〜!


それから、
キャラクターとしての深みを持たせるために
やっぱしストーリーを作らないとなあ・・


てなわけでやってみた。


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2006-02-15

第12話:展示会進出!命名&ロゴ作成

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


あれやこれやと作ってみていたロボット達。
でも商品になるかどうかはまだ微妙・・・


そんな時、「ひねもす」が出展する展示会に
便乗させてもらえることになったんだ。


ひねもすの可能性を示す1アイテムとしてね。


展示会場ならば、バイヤーさん達の意見がダイレクトに聞ける。
これはラッキー!


ということで、今までは「研究」だったところを、
急速に「商品」としての体裁を整えることに。


まずは・・名前だ!



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2006-02-14

第11話:悪者第2弾

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


続々生まれるロボ達!
調子いいぞー♪


昨日のが例のアレ系だったんで、
それつながりで例のタンク系を作ってみようかと。


それが

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第10話:飛行機登場

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


正義系第2弾!


今度は飛行機を作ってみた。
ロボじゃないけど、どう!?
Dvc00135_1
この立体感!


Dvc00138_1
唸ります自分に。笑


Dvc00136_1Dvc00137_1Dvc00140_1
ちょっと年齢のいった男子ならだれでも知っている例のアレ系。
否定はしないぞ!


言っとくけど、これも例の「3本ルール」
(大小3本ずつのパイプのみ使用)
にのっとってるんだ。


これだけの表現ができるということに自分でも驚いた。
パイプの可能性はまだまだ発掘できるのかも!



 
 

2006-02-13

第9話:悪役登場

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


正義なキャラには、悪役がつきもの!

ということで、
悪役ロボ作成!

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2006-02-10

第8話:エモス誕生!

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


いっぱい作った・・あれから。
(いっぱい作りすぎて他のやつは探し出せなかった・・)


たくさんの屍(試作)を乗り越えて、
一つの答えにたどり着いたんだ。


それが


こちら
 ↓

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2006-02-09

第7話:革命ロボ

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


昨日の紙で、作ったよ。ロボ。


見たい?


見せますよ?


心の準備は良いかな・・?


 

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2006-02-08

第6話:革命!

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


小さくすることはなんとか出来そうだ。
だがまだ1つ問題がある。


「小さいと、色の表現が乏しい」


現在、色をつける方法は、ひねもすの棒に、色紙を巻くこと。
 Dvc00146
パイプの太さ自体は変わらないので、サイズを小さくすればするほど、
2本のパイプで顔を表現したりなど、細かい色の表現ができなくなる。


うーん


・・でも、でもよ?


逆にいえば、色の表現さえ出来れば良いんだ。
つまり、パイプの上にもっと色が乗る状態にすれば良い。


一本に1色の色紙ではなく、半分半分にするとか・・?
そもそもパイプが1本25センチという制約をやめてしまって、いろんな色の短いパイプにするか・・


何かないかなー
何か・・・


・・・


ああっ!!!


 

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2006-02-07

第5話:ヒントとなった「3本ルール」

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


腰弱事件に悶々としているその時期に、
ひねもすチームでこんなのが流行ってた。


「3本ルール」


ひねもすは、
太いパイプと細いパイプに穴を開けて組み合わせますが、
そのパイプを、各3本以内で作品を作る、というルール。

 

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2006-02-06

第4話:試練の時が・・

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


勃発した「腰が弱い問題」!!


紙とはいえ、そんなにふわふわに軽いわけでもなく、
やはりそれなりの重さにはなる。
それが一つの穴にかかったら、それはやっぱし支えられないよなあ・・


腰を補強するか?
本数を減らして小さくするか・・・??


まず、
腰に使っているパイプを2本にして補強するということを考えた。
 Dvc00134


でも、細い方のパイプを、連続して二つの穴に通すと、けっこうキツイ。
それに2本にすることで、パイプ一本を中心に回したり、ということが出来なくなる・・
Dvc00135


では小さくするほうはどうだろう?


一番の問題は色。
色をつける方法は、今のところ紙パイプに色紙を巻くしかない。
パイプの太さは決まっているので、
小さくすると各部分の色分けができなくなってなってくる。


ユーザーさんに「好きに色を塗ってください」というのも、
聞こえは良いけどただ逃げてるだけだ。


うー・・・・・ーん


試練が訪れたのであります。


 

2006-02-03

第3話:試作2号

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


調子に乗ってもう一体制作。


1号がなんか正義っぽくなったし、
やっぱ今度は悪でしょ!


ということで2号を制作。

 

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2006-02-02

第2話:試作

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


「既に巻いてあるパイプ」
を前提にして、しかも売ると考えると、
やっぱし色が必要ですわなー


ということで色付きのパイプをなんとか製造できると仮定して、
おそらく男子のココロを掴むものナンバーワンである、
「ロボット」を制作。


どんなものかというと・・・

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2006-02-01

第1話:はじまりの一歩

〜 回想・2004年末 パイプロイド誕生秘話 〜


まず、パイプロイドがいかにして生まれたか。


・・と、
その前に、「ひねもす」のことを知ってもらおう。


ひねもすとは、一言で言うと・・

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2006-01-31

ブログ、スタート

知っている人はどれくらいいるかなあ?
「ひねもす」という商品があります。


50Pr_hinemoskit


紙を(主にチラシ)巻いて、穴をあけて、組み立てて、工作しよう!というオモチャ。
http://hinemos.jp/


最初はデザイナーなどいなかったこのチームに殴り込みをかけ、
これをもっとカンタンに伝える方法は無いか?
この面白さをもっといろんな人に伝える方法は無いのか・・?


唯一のデザイナーとして悶々と考えること数ヶ月…
パイプロイドは生まれました。


Diddvc00116_1
バーン!


それから1年。あれこれの試行錯誤を経て、
ついに世の中に出る機会が!


というわけで、パイプロイドとそれにまつわる物語を、
まだ見ぬパイプロイドユーザーの皆さんに向けて
これから書いていこうかと思います。


たぶんつたない文章ではありますが、
どうぞ宜しくおねがいいたします!

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